内容説明
裕福な家庭に生まれながら、親からは虐待され、友達からもいじめられてきた少女は、中2で難病とわかってホッとしたという。両親には15歳で見捨てられ、自立生活を営みながら大学に進学するが、学費援助すら途絶える苦しい車椅子での生活を強いられる。そして、故郷に戻り一人で生きざるを得ない環境の中、自分のやりたいことを求め、上京を決意する――。治る見込みのない難病に加え、激しい虐待、いじめ、PTSDにも悩まされ続ける闇の中にあってもなお、自分らしさを懸命に追い求める風歩。秋山奈々主演ケータイドラマ原作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ybhkr
1
毒親や学校の先生からのネグレクトで難病筋ジストロフィーを七年間放置された著者。これで性格が歪むのは仕方がない。しかし、そのことの理解を周りに求めるのは違う。著者がヘルパーに嫌われた理由はそれだけではない気がする。障害者が公的援助や仕送りなく暮らすことが大変なのはわかるが、服装にお金かけたり、家事はやれないのにお洒落ならできるなどの部分が、薄給でマニキュアもできない職業には奇異に思えたのではないだろうか。この本を本名で書くことは両親や兄弟、いろんな人への復讐なのだろうか。子供時代には深く同情できるが……。2016/12/13
貧家ピー
1
筋ジストロフィーの診断を受けても、治療を受けさせてもらえず、いじめも受けたという身の上。親が現実を見て、受け入れることができなければ、子供にとっては地獄だ。2008/11/30
ハーサ
0
前半分は面白かった。後はウザカッタ。病気は大変だろうけど病気じゃなくたってこの人より辛い立場の人はいる2016/11/11
ナツ
0
フィクションの様な話だが、実話であることに驚き、辛くなる。少しでも長生きしていただきたい。もっと苦労している人がいるとか言いだしたらきりがないので!2015/08/02
Hideki Kamauchi
0
はさまっていたレシートを見たら2008年9月に買ってる本。もう6〜7年前かぁ。 本の表紙って大事ですね。 当時は著者のことは知らなくても「写真を撮ったのはアラーキー」と一発でわかっちゃったところが、凄い(題字の書体も大きなヒントですけどね)。 表紙のインパクトにやられて思わずジャケ買いしていまったこの本。 森山風歩『風歩』(講談社)。 アラーキーが表紙を引き受けるだけのことがある。壮絶。凄絶。でも何度も読んでしまうんよね。 再々々読くらいかな?2015/05/22




