ハヤカワ文庫NF<br> オペラ座のお仕事 世界最高の舞台をつくる

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

ハヤカワ文庫NF
オペラ座のお仕事 世界最高の舞台をつくる

  • 著者名:三澤洋史【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 早川書房(2016/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150504779

ファイル: /

内容説明

「俺は帰る」――イタリアから招聘した指揮者がリハ中に大激怒。さて劇場側はどうする!? 日本随一のオペラハウス、新国立劇場で専属の合唱指揮者として活躍する著者が、知られざる舞台裏と個性的な人々について語り尽くす。スカラ座やバイロイトでの経過から語る比較文化論や、カラヤンやクライバーを例にとった「理想の指揮者」論も。読めば今すぐオペラが観たくなる! 著者が創り手の目線で選ぶ作品案内を特別収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

40
恥ずかしい話なのですが、この本を読んで初めて合唱指揮者という言葉と仕事を知りました。作者は新国立劇場合唱団の専属指揮者。そのお仕事や指揮者とは何かという話などが楽しく書かれていて、日頃あまりオペラは見ないという自分でも楽しく読めました。英語をベルカント唱法で歌うのは「案外難しい」とか、歌い手側からの意見も面白く、何より「その全ての思考と行動の原点には”善意”がないといけない」という「善意」、部下への愛、仕事への愛、音楽への愛がこの本を包んでいて、自分も頑張るぞという気持をもらった気分です。頑張るぞ!2017/09/08

ふ~@豆板醤

33
3。ジャケ買いだったけど、たまにはノンフィクションも勉強になる。著者をはじめとする音楽家達の、一つ一つのステージにこめる熱い想いが感じられて音楽の聴き方が変わりそう。中でもイタリアのオケの話が面白かった、本番直前のゲネプロでようやく本気出し始めるなんて(笑)「今楽しくないものは、僕にとって価値がないのだ」2017/04/30

May

11
★★★★★オペラの世界ってあまり覗いたことがなかったけど、とても興味深い。三澤さんのオペラを是非一度観に行きたくなりました。本当に音楽は信頼関係の上になりたっていて、良い音楽を作るためには人とぶつかる事を恐れてはいけないんだな。三澤さんはとても才能に溢れた方ですが、才能だけの人ではない。それは音楽に対する情熱や研究心、自分の知への探究心。一番の才能はそれらを楽しむ才能かな。結局、何事も自分の努力次第。「自分のやりたいことは迷わずやればいい。人の目など気にすることはない。」2016/11/09

shushu

3
新国の合唱団の指揮者のエッセイ。まぁ公演に関する部分はほとんどはHPで読んでいましたが。音楽を学び始めるところなんて驚いちゃう。音楽の才能のある人って、こういう人なんでしょうね。既にある曲を習うのではなく、音楽を作っていく。2021/08/09

ひでお

3
作者の三澤さんは、新国立劇場のオペラ公演で、いつもカーテンコールでお顔を拝見する方です。本書はその新国立劇場での仕事を中心に自伝も含めて軽妙なタッチで描かれています。いささか自慢話も混じっていますが、オペラ好きには興味深い作品です。2016/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11157663
  • ご注意事項

最近チェックした商品