「できる人」が会社を滅ぼす

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「できる人」が会社を滅ぼす

  • 著者名:柴田昌治
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2016/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569831886

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内容説明

本書でいう「できる人」とは、「一見優秀、でも実は仕事をさばくのがうまいだけの人」のこと。大量の仕事に忙殺され、「目の前の課題をいかに処理するか」ばかり考えている。短期的な業績はあげているので出世はしていくが、新しいことを「考える力」や変化に対応する「精神の柔軟性」はじわじわと減退。ある日ふと気づけば、会社の足を引っ張り、心ある人たちから「あの人は抵抗勢力だ」と後ろ指を指される存在になっている……。こうした「できる人」が増えると、当然、企業のイノベーションを起こす力や変革力は衰退していく。主力事業が右肩下がりになりビジネスモデルの転換が不可欠になったときなども、「できる人」ばかりの会社ではその転換がうまくいかない。これは多くの日本企業で今まさに起こっていることである。組織風土・体質改革の第一人者がこうした現状に警鐘を鳴らすとともに、仕事の意味・目的・価値を考える「真のできる人」になって、自分と会社を元気にする方法を指南。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

103
仕事の「できる人」が会社を弱体化させる。一見、優秀に見える人が陥る罠と、そこからの脱出方法。◆私は仕事がデキる人間だとは思っていないが、こうすることが良かれだと思っていたことが、決してそうではないということに色んな本を読んで気づかされてきた。この本は、そういった事例の中でも特に陥りがちな4項目を挙げ、そこからの脱出方法を提案する。◆整理されていて分かりやすい内容。改めて反省すべきことに気づかされる。再読しよう。◆①仕事をさばく、②先入観ですぐに答えを出す、③自部門のみのエキスパート、④調整力がある。2020/05/30

かやは

5
この本で語られる「できる人」というのは「自分の仕事をさばくこと以外を顧みない人」という意味で、確かにそれでは駄目だろうなと思った。自部門のみのエキスパートでは会社全体の問題を考えない。結果的に中長期的に見れば会社を滅ぼす結果になってしまう。大事なのはぶつかり合いを起こさないようにする「調整」ではなく、感情的にならないようにぶつかり合いを積み重ね、新たな答えを作り上げていくことである。2022/07/30

sato

2
普段から似たような事を考えている自分としては、目からウロコな発見はないものの、自分の考えが間違った方向ではないという確認ができたことが嬉しかった。著書の中にあるような事を実行するには、考えなしではいけない。物事の本質をしっかりと理解するため、頭を働かせよう。2016/10/11

かった

1
カッコつきの「できる人」は逆説的な意味です。自分の頭で本質的なことは考えない、仕事をさばくのはうまいがそれ以上はない。 確かに日本の会社ではこういうタイプの「できる人」が評価されて昇進するシステムのため、再生産されるのだと思う。逆に本質を考え抜いて指摘する人間は干されます。2017/08/08

あちこ

1
わたし用に借りた本。流れ作業のように仕事をするのではなくて、立ち止まって今している仕事の意味を考える。自分の所属部署をこえた、人の輪を大事にする。要約したらこんな感じの本だった。こんなに分厚くなくてもいいかな…2017/06/14

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