内容説明
『純粋理性批判』でくじけた、そこのあなた!
カント先生と“散歩”に出かけてみませんか?
おしゃれ好きで社交的、財テクが得意で、迫りくる老いと闘い抜く・・・・・・。
名文家が描く「カント先生」は、こんなにステキで面白い人だったのか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
85
カントは哲学者である、これしか知らないのになぜか積んでた本😅ドイツ人だとは知っていたが、正しくは東プロシアのケーニヒスブルク生まれ、現在のロシアのカリーニングラード、欧州の歴史の複雑さを感じさせる。フランス革命を支持していたらしいが、そのくだりで浪費型のモーツァルトと貯蓄型のハイドンの対比の話があり、どちらの生き方が正解かは言うまでもないとある。私はハイドンかと思ったらモーツァルトらしい。人生楽しく好きに生きるべきって事か😅第9条の基本的理念であるカントの「永遠平和のために」は読んでみたい。2021/10/03
mikio
8
最初からやたらに線を入れたりしない。こまかいことにこだわらず、また難しい語彙の使い方にとらわれず、全体をおおまかにながめ、流れを頭に入れておく。カント先生がこう教えてくれました。とはいえ、三批判書はやっぱりやめておこうと思っています(笑)。政治が閉塞した18世紀という時代、カント先生の日常生活とともに人間的魅力も知ることができました。2025/02/22
日曜読書人
6
カント先生の老いゆく姿に、とても親近感がわきました。2018/05/23
のぞみ
4
哲学者カントがどんな人物だったか。純粋理性批判などの批判哲学を展開したカントの人となりをわかりやすく紹介。 哲学者というと気難しいイメージがあるが、どうやらそうではなく社交的な人だったらしい。これを読んで純粋理性批判を読もうかという気になるかというとそうはならなかったが…。2016/12/23
yasuhitoakita
2
カントのイメージがかなりアップデートされる一冊。就職に苦労した田舎の清貧かつ孤独を好む大学教授というのがこれまでのイメージだったけど、ケーニヒスベルクは意外やハンザ同盟の中心地で当時は栄えた都会だったとか、友人である英国の商人グリーンとの対話によってかの「純粋理性批判」も出来上がったとか、同時にグリーンの助言もあって結構な財産を築いていたとか…何よりカント先生が好きになれる一冊だと思う。オススメ。2017/05/28
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