ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

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ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

  • 著者名:原田まりる
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ダイヤモンド社(2016/10発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478069653

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内容説明

ニーチェ、サルトル、キルケゴール、ショーペンハウアー、サルトル、ハイデガー、ヤスパース!あの偉大なる哲学者たちが、現代的な姿になって現れ、高校二年生の主人公アリスに、"哲学する"とは、何かを教えていく小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

416
まあまあかな。哲学本としての分かりやすさは中くらい。ストーリーはイマイチ。キャラ付けはビミョー。あくまで西洋哲学の自己啓発的な側面を主張している人物だけが登場してくるが、やはり西洋哲学はそれ以前の基礎知識がないと「なんとなく」でしか理解できないような気はする。イマイチどういう人が何を目的にこの本を読むのかはよくわからないが、タイトルや装丁の作り方はうまいと思う。巻末にまとめのようなものもあって作り字体は丁寧。でも、人に薦められるほどではないかな。2016/12/10

tenori

60
表紙のイラストに怯むな。「難解で敷居が高そう」そんな哲学に対して抱きがちな先入観を覆してくれる良書。小説仕立てで、ラノベの如く読みやすい。家族や友人とのコミュニケーションや恋愛観といった誰もが悩んだり考えたりすること。哲学者のニーチェが現れ哲学を教示してくれるという破天荒な物語ですが、入門書としてここまでハードルを下げてもらえると興味を持つ人も増えるのではないでしょうか。ニーチェだけでなくキルケゴール、ショーペンハウアーなども現代風にキャラ設定されて登場し指針を与えてくれる。答えのない学問って面白い。2021/05/24

舟江

43
図書館で目に入り、哲学が記憶に残っていないことから読んでみた。ごく若い方か、暇つぶし目的で読むのには面白いと思う。とにかく自己満足のためにしかならないと思った。2020/04/11

紅香

29
『祝福できないのなら呪うことを学べ』byニーチェ。本来すでに知ってたものを理解させるもの=哲学。中でも人を傷つけるのは悪いこと。なぜ?から展開する世界は力のせめぎ合いで満ちている視点はまさに私達の生活に直結している。資本主義と自然、人間対コロナ。今見てる結果は力がせめぎ合った結果に過ぎない。街も、植物も、文化も何一つもれなく。京都の町の美味しいものとゆかいな仲間たち…いやいや、豪華キャストで贈る、孤独も喜びも死も、ギュギュギューっと詰まったとっておきの一冊。哲学って楽しい。本音を言ってくれる友達みたいだ。2021/09/22

大阪のきんちゃん2

27
伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」を読んだらニーチェが炸裂していたので?ワリと簡単に読めるものはないかと物色、この本に出会いました。 装幀・挿絵でバカにしてはいけません!ちゃんと哲学してました。もうビックリ! 実存主義のまとめとしては秀逸ではないでしょうか。 巻末付録、登場した6人の哲学者のシートがまたイイです。 出町ふたばで豆餅を買うニーチェ!?シュールですw コージマが出てきたんならボーヴォワールやアーレントも登場させたら面白かったのに〜? 直ちに「超人」にはなれないかも知れませんが良書だと思います。2024/03/28

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