内容説明
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女性(あなた)が、おしゃれで美しく、幸せになるための本です。
これは“美意識を司る神”中原淳一のメッセージです。
「美しいものをいつも見聞きしていると、美しい心身の人になってしまうのです」
その方法が記されている美の聖書です。
美輪明宏
――帯分より
1950年代、日本中の少女を魅了した、雑誌編集者兼イラストレーターの中原淳一。時を超えて伝わってくる、女性にとって「大切なこと」とは、外面とともに内面も美しくあること。
本書は、独自の美意識の普及を貫き、多くの少女に夢と希望を与え続けた、中原淳一の言葉を、中原蒼二氏がまとめたものになっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
56
中原淳一先生の格言集。毎日修造より毎日淳一を作ってもらいたいくらい、ピリリと背筋が伸びる言葉がセレクトされてあります。「愛と幸せについて」の章が特に好きです。「何にでも幸せを感じる人は、その瞬間がたくさんある人、本当に幸せな人と言えます。」2017/10/20
カナン
41
一番好きな言葉は「人間の生き方の中で一番正しい生き方は自分らしい生き方をすることだと思います。」以上。中原流の美は、纏めてしまうと現代、そして未来に続くことは最早難しいだろうと思う。手洗いとマナーと汗用にハンカチは三枚以上持て、朝食は一人一人に愛情を込めて作れ、贈り物は店の包装を使うな、呼ばれた席で履くスリッパは自分に合う色を選べ、後ろめたい恋愛は美しく育つわけにゆかない…まぁわかるけど、云いたい意味はわかるけど。中原淳一という肩書であっても、今日では女以外からも「やかましいわ」と一蹴される古い美だなぁ。2020/09/09
G-dark
20
「「美しくなる」ということは、必要以上に濃い化粧をしたり、身分不相応にお金をかけたものを着ることではなくて、自分の欠点、つまり、醜いところを目立たせないように、相手に不快を与えないように、それを美しく補うことを考える心です」(P15から抜粋) これ、真理ですよね。肝に銘じたい言葉です。では、自分の欠点や醜いところって何なのか?と考える時も、中原淳一さんの言葉を思い出したい。2016/07/03
りりす
19
あんなにすごい功績の人なのに、こうして格言本みたいにすると、完全に年寄りの説教と女の人への勝手な幻想。物分かりの良い顔でアドバイスを装って自分の言いたいこと言って気分良くなってる年配が世の中に溢れてるけど、そのひとりな感じ。帯は美輪明宏が書いてるけど、この人もお悩み相談で、幸せなのに満たされない自分が嫌って言う相談者に「今ある幸せが見えてないだけ、いろんな事に感謝しなさい」って役に立たないアドバイスしていて、なんか疑わしい……。この本だめだと感じたけど、編集の問題かな。2016/02/03
うめ
9
美しさって、積み重ねていくもの。丁寧かつ毎日コツコツ重ねていくもの。最近この感覚が痛いほどよく分かる。2014/05/10