オープン・オーガニゼーション 情熱に火をつけて成果を上げる新たな組織経営

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オープン・オーガニゼーション 情熱に火をつけて成果を上げる新たな組織経営

  • ISBN:9784822251741

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内容説明

「オープンな組織(オープン・オーガニゼーション)」をいかに運営して成果を上げるかを、オープンソースのリーディングカンパニーであるレッドハットの実践事例に基づいて解き明かした本。
 オープンな組織とは、社内・社外を問わず、参加型コミュニティと協力関係を結ぶことができる開かれた組織のことである。

 従来の「ピラミッド型の階層組織」における上意下達の意思疎通では、めまぐるしく変化する環境で発生するさまざまな課題を解決することは困難になっている。急激に変化する市場で競争で勝ち抜くにはスピードと柔軟性を備えた、「社内外にまたがったオープンな組織」でなかればならない。では、こうした組織とは、どのような姿なのだろうか。

 57四半期連続で最高益を更新し続けている「驚きの経営手法」を、CEO自らが解き明かしたのが本書である。真のコラボレーション(協働)のあり方をすでに体現した企業のマネジメント手法を解説する。


●序文から抜粋
 ジムの本が実にタイムリーなのは、レッドハットがこれらのポスト官僚主義的特質の多くをすでに体現しているからだ。それゆえ、読者は本書を通じて、レッドハットからだけではなく、「オープン・オーガニゼーション(オープンな組織)」の効果を論証する実例としてジムが取り上げた他の組織からも、多くを学ぶことができる。
 今日、レッドハットに力を与えている原則を取り入れる企業が増えているが、いまだに多くの組織はそれが抱える人的能力の多くを無駄にしている。あなたの組織は、いつまでそんなことをしている余裕があるだろうか。思うほど長くはないはずだ。躊躇することはない。すぐに始めよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

91
オープン・オーガニゼーションとは、組織の内外にあるコミュニティと協力する開かれた組織を指す。オープンソース・ソフトウェアの大手企業・レッドハットCEOの著者が、その新しい組織の作り方を解説◆組織を迅速に動かし、競争力を維持するための新しい組織では、顧客や協力企業等の外部のリソースと能力を活用し、課題を解決へと導ける。◆一回限りのクラウド・ソーシングを日常業務へも効果をもたらすようにしたのが新しい組織。◆目的・情熱・主体的参加◆人は物事の背景を知りたがる。社員は会社の方針と具体的な理由を知りたがっている。2020/05/31

YJ

5
情熱、解決、参加。最初の方は読みづらいと思ったけど、それを乗り切れば面白く読めた。2017/01/05

Go Extreme

1
なぜオープンな組織が重要か: クラウドソーシングからオープンソーシングへ WHY モチベーションと情熱 情熱に火をつける: はじめに目的 感情の役割を考え直す 情熱的な組織をリード 主体的な参加を実現する: 主体的参加の力 360度の責任感を活用する 主体的な参加を拡大すること HOW 業務の遂行: 民主主義より実力主義を選ぶ 議論を巻き起こす: 新しい考え方を採用 鈍感力を育てる 協働を妨げる壁を打ち破る WHAT 意思決定 人々を巻き込むことの効力 意思決定に社員を巻き込む 触媒役として方向性を導く2021/07/21

yshigeru

0
Red Hatが実践している組織の運営方法について書かれた本。著者は以前のRed HatのCEOで、経営コンサルタント、デルタ航空COOを経てRed Hatに移ってきた人物だ。なので、最初は部外者として「オープン・オーガニゼーション」に触れ、CEOとして働きながら著者自身もその考え方を理解していたのだと思う(そのような構成になっている)。他の企業ではあまり見ない考え方なのだが、経営の一つの方法としては面白いと思った。2022/06/20

ジョバンニさん

0
企業が多額の研究開発費をつぎ込んだソフトウェアに対し、基本無料のLinuxが品質シェア共に越えた。言葉の通りのイノベーションを起こした、オープンソフトウェアの守護者であるレッドハット社のCEOが書いたオープンな会社経営の真髄が纏められた本です。会社経営にオープンソース開発の流儀を導入して、従業員全員がビジョンを心から共有し、階層なく議論を交わし会社の舵取りを行う、昨年流行ったティール組織を売上1000億円を超える規模の会社で実現している稀有な例となっています。経営に携わる全ての人に読んでもらいたいですね。2019/05/28

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