内容説明
「シャブ&飛鳥スクープの舞台裏」「高倉健に養女がいた」「殺人事件の目撃者を探せ!」「歌姫・宇多田ヒカルの素顔」……衝撃のスクープはこうして生まれた!端緒の情報、極秘取材、当事者直撃、徹夜の原稿執筆――。「週刊文春」のエース記者として20年間最前線で活躍してきた著者が、その舞台裏を赤裸々に明かした。これがリアルな週刊誌の現場だ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
49
週刊文春に20年間記者として勤めた著者のスクープの舞台裏を紹介。飛鳥のクスリや宇多田ヒカルの素顔など11の記事を掲載。権力者の不正をかぎ分け、スキャンダルを暴く。そのためには、慎重に裏付け取材を重ねる。原稿を書き上げるまでに膨大な努力の積み上げが想像以上。「強い者に向かって石を投げるのが、記者の仕事だと私は信じている」という言葉が印象に残る。2019/06/26
keith
27
あとがきに強い者に向かって石を投げるのが記者の仕事って書いてるけど、本当にそれが守られてるか?例えば本編で高倉健さんの養女の話があったけど、そんなん誰も求めてない、そっとしといてやれよと思わずにはいられなかった。2017/02/07
ごへいもち
27
あとがきにあるように私達が娯楽にしているようなものを作るためになぜこんなに頑張るのかと思いました2016/11/16
しーふぉ
26
文春で20年記者をしていた回顧録のようなもの。飛鳥のクスリやNHKのプロデューサーの横領から歌舞伎町のホストまで。昼夜なく飛び回りネタを毎週5本会議に掛け、取材対象者からは痰を掛けられ、その結果裁判沙汰にもなる。割に合わない仕事だ。記事の裏側が分かりなかなか面白かった。2019/06/11
むつこ
18
週刊誌の記事って、どうも「ホントなのかしら?」と、真贋がはっきりしないうやむやさを感じ、裏付けネタがあっても何がいいたいのかわからない結末。ただ2016年の文春のスクープ記事は世間を大いににぎわせた。、一般人からすれば現実離れした他人のうわさ話は面白く、すっぱ抜く毎日の緊張感は想像を絶するのだろう。「あの記事面白かったね」のセリフに喜ぶ記者さんがいる現実に記者魂を応援したくなった。2017/02/06