待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

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待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

  • 著者名:太田康介【著者】
  • 価格 ¥1,120(本体¥1,019)
  • 飛鳥新社(2016/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784864101523

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内容説明

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大反響の福島第一原発20キロ圏内で助けを待ち続ける、動物たちの写真集『のこされた動物たち』の続編。

東北の寒い冬、食べ物のなくなった土地で命をつなぐ犬猫。生き残った牛たちが迎えた悲しい結末。
震災から一年、報道されることのない原発20キロ圏内の現実を伝える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

114
カメラを見つめる動物たちの目。生きているからこそだけれど、その目を見れば尚更、生を終えてしまった動物の写真にもその目があったことを思い知らせてくれる。飼い主の祈りや懺悔も透けて見え、これはやはり地獄なのだと思う。口にしてもいいだろうか。つらすぎた。2018/03/12

ぶんこ

56
立ち入り禁止区域での動物保護ボランティアの苦闘の日々を、他の本で読んでいました。この本は写真が豊富で、しかも骨となった亡骸まであって、胸が詰まりました。何億という税金が政界・官庁一体となって無駄遣いされていたのが発覚したばかり。汚染地区に残された動物たちへの行政の非情さを知ると、その内の1/10でも保護費用にまわしてほしかった。「ああ、また政治のグロさにウンザリ」とニュースを遠ざけている自分を反省しました。2018/03/16

くるぶしふくらはぎ

32
写真集の最後に「あなたにも、できること」というページがある。その中に「知る、伝える」との言葉。他のことは、時間や物理的にハードルがあっても、これならすぐできる。多くの方が、この作品を手にとってくださることを願います。2015/05/23

29
「のこされた動物たち」のその後。震災から1年経っての話なので、前作よりも更に悲惨さが増している。動物の遺体写真も載っているので、苦手な方は覚悟の上で。これが同じ日本?同じ時代?あまりに凄すぎて、作り話を聞いているかのよう。だけど写真の動物たちの姿が、これは真実だと訴えかけている。動物が好きだといっても、無力な自分。2012/11/21

yukari

22
一作目が良かったので、引き続き図書館にて。個人的には一冊目よりもショッキングな写真が少ないと判断したので、小3の娘に与えてみた。原発については学校やニュースである程度の情報を理解していたようで、思ったよりも大人な反応をしながら熱心に読みふけっていた。2013/06/24

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