私が虫を食べるわけ

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私が虫を食べるわけ

  • ISBN:9784864104944

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内容説明

「ねえ、そこら中にいっぱいいるあの小っちゃくて色とりどりのやつ、
あれって見た目がカッコイイだけじゃなく食べ物にもなるの、知ってた?」

東京、メキシコ、デンマーク…。
今まさに起きている、地球を救う最後の希望“昆虫食革命”について、私がやさしく、教えてあ・げ・る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

58
こんな綺麗なお嬢さんがなどと呆気に取られている場合ではない。歴史的文化的経済的栄養学的環境的にここまでしっかり説得されると、みるみる洗脳されてしまうこと請け合い。かく言う私は中学に上がるまではおやつにイナゴ、ごはんに蜂の子だったので読了を機会に虫食を再開したいと思いました。2016/08/29

バニラ風味

18
ゲテモノ…だと思ってました。たいていの人は、そう思いますよね。虫なんか食べる位なら、と思ってました。人間が人間になる前の段階では、当たり前に虫を食べていた、という考えてみれば「そうかもね」という事実。それと、例えば東南アジアでは、当たり前に食べている、ということ。「虫」と言えば顔をしかめるけど、当たり前に、かいこのさなぎの缶詰を売り、食べる国など、読んでいるうちに、虫を虫と思っているのが偏見ではないのか、という気になったほど。だからと言って即食べてみたいとは、思えないけれど、興味が湧いてきたのは事実です。2016/08/28

Rammstein

11
牛とか魚とかで動物タンパク質を摂取しようとすると、コストがバカみたいにかかる。それを虫に置き換えると、わずかな量でたくさんの栄養が摂取できるし、何より低コストですむ。最悪そこらへんでも取れる! ただし生理的嫌悪だけはどうにかしないといけない……。/ よくよく考えると、ハチミツなんてミツバチの唾液が入ってるし、赤い色素の「コチニール色素」も虫由来だったわけである。モーリタニアの人々はタコを捕獲するが、現地で好んで食べる人などほぼいないという。ゲテモノかどうかというのは社会文化が形成するものなんだろうなぁ。2018/12/17

たくのみ

9
「黄金伝説」で有吉さんがおいしそうに食べていたハチの甘露煮。我が国も食虫文化の国だったんですね。美人の文化人類学者が、虫を食べてニッコリと言う表紙に驚く。とにかく食べてるものがすごい。コオロギ、バッタならともかく、ミールワーム、芋虫、サソリ、タランチュラ。でも、地球環境に負荷を与えている牛や豚食に比べ、はるかに環境にやさしい虫食。経済動物として肉製造機のように扱われている問題も解決。どちらが地球に優しいとかははっきりしている。宇宙世紀には、ほんとに虫が主食になりそうです。2016/09/14

kun_maa(หมา)

3
帯の「美人すぎる食虫女子、世界を食べる!」というキワモノっぽい煽り方とは裏腹に、本人の虫食い体験を中心とした内容に止まることなく、食肉にまつわる多くの問題点、進化や地球環境、栄養面や文化など多様な切り口から昆虫食の素晴らしさを説いている。僕は本書を読む前から昆虫食の美味しさと心理的な抵抗を体験していたので、とても興味深く読むことができた。かなり昆虫食を推しているけど決して無理やり押しつけようとしない点に好感が持てたし、巻末の「食用になる虫リスト」と「美味しい虫レシピ」は魅力的。また食べてみたい虫が増えてし2016/07/31

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