桜風堂ものがたり

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桜風堂ものがたり

  • 著者名:村山早紀
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2016/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569831084

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内容説明

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。一整が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人が、元同僚たちが、作家が、そして出版社営業が、一緒になってある奇跡を巻き起こす。『コンビニたそがれ堂』シリーズをはじめ、『花咲家の人々』『竜宮ホテル』『かなりや荘浪漫』など、数々のシリーズをヒットさせている著者による、「地方の書店」の奮闘を描く、感動の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

919
本屋大賞にノミネートされたので、読みました。本作でノミネート10作中、8作目。村山早紀、初読です。派手な作品ではないので、大賞は難しいかも知れませんが、数多の書店員の支持を受け、ノミネートされるのも納得です。小春日和の陽だまりのように温かく優しい物語でした。アリスの微睡む桜風堂のブックカフェで「四月の魚」を読んでみたいなぁ(=^・・^=)2017/01/30

遥かなる想い

512
本を愛する人々に贈る 心優しい ファンタジーである。 月原一整 という 書店員に起こった様々な 出来事を通して、本に携わる人々を 暖かく描く。本当に 出来過ぎな展開は 著者の世界なのだろう.. 素直に 読んで心地良い 読書の時間だった。2017/07/13

ウッディ

510
本屋さんの優しい物語。本好きの自分としては、本を愛する人は優しく、良い人であってほしい。不幸な事故で、職場を追われることになった一整にも、新たな居場所が見つかってよかった。「四月の魚」を読んでみたいと思いました。本への愛情が溢れていました!2017/06/25

うっちー

471
本屋大賞用の作品。「四月の魚」読みたいです2017/05/22

bunmei

460
温かさと美しさ、優しさに包まれたストーリー。登場人物、誰もが本を愛し、大切にしている気持ちが伝わり、読書好きな自分にとっても、改めて、本屋さんの努力や魅力に触れることができて、素敵な時間を過ごすことができました。6月に、友人が経営していた街の本屋が突然に閉店になりました。新刊が並ぶ本の選択が、自分的にも気に入っていて、漫画家してる娘のコミックのポップを頼んで陳列してもらった事もありました。電子書籍の流れは否めないけど、こうした温かみのある本屋さんは、無くしてはいけないなぁと思います。2017/10/09

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