内容説明
かつて極秘機関に属し、国家の指令で人間を“消して”いた加瀬。
ある任務が原因で組織を離脱し、監視を受けながら暮らしている。
そこに、強大な権力をもつ大富豪、出雲グループ総帥から個人的な依頼が来た。
標的は総帥の孫を殺した冷酷非情なテロリスト、成毛泰男。報酬は金と国家からの「解放」。
加瀬は過去、そして自分と向き合いながら、最後の闘いに身を投じる。
緊張感に目が離せない、ハードボイルド・サスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
24
新刊棚から手に。う〜ん、登場人物に魅力が…、ちと残念なり^^;携帯電話のない頃のお話しでしたが、ずいぶん古く感じちゃいました。2016/10/04
魔魔男爵
9
引退状態だが監視されている日本国政府の殺し屋加瀬崇は、大企業出雲(出光)興産の社長と部下筈見(宇佐美)の訪問を受ける。パレスチナゲリラとイスラエルの戦いに巻き込まれ殺された出光老の孫息子の復讐殺人の依頼である。民間企業でありながらイギリス海軍も恐れずにタンカーを出した事もある出光といえども、姑息さがパワーアップしている日本政府を出し抜いて、政府の諜報員を私怨で動かすことができるのか?どうする加瀬!?『海賊とよばれた男』を25年前に先取りしていたとは流石天才大沢である。出光ネタが無かったら読む価値無い駄作に2017/09/05
みやこ
5
王道ハードボイルド2017/02/18
詩界 -うたか-
4
#読了 極秘機関に所属して人を消していた加瀬のお話。いつも大沢さんはボリューム感があるからちょっと物足りなさを感じてしまいました( ˊᵕˋ ;)💦 2019/09/22
ニコ
4
読み終えるとが惜しくてわざと最後の数ページば残して風呂に入ったとに、そんだけラストば楽しみにしておったとに・・・・・・・・・。 2016/12/13