夢枕 獏 五大陸釣魚紀行 愚か者の杖

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夢枕 獏 五大陸釣魚紀行 愚か者の杖

  • ISBN:9784198626402

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内容説明

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釣り人が握る竿は、生きてゆくために、愚かな人間がすがるための杖である──。稀代の釣り好きである作家・夢枕獏が、フィールド・カメラマン・佐藤秀明とともに世界の猛魚・海魚を追って五大陸を東奔西走! 思わず釣りに行きたくなるフォト&エッセイの名著が電子書籍でついに登場!

【目次】
01 マレーシア 海の獅子(セイルフィッシュ)
02 アラスカ 川の怪物(キングサーモン)
03 オーストラリア 汽水域の猛魚(バラマンディ)
04 パラオ 珊瑚礁の魚王(ジャイアントトレバリー)
05 コスタリカ 絶海の天魚(ターポン)
06 南アフリカ サバンナの獣魚(タイガーフィッシュ) ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

17
気分転換に再読。アラスカ・オーストラリア・コスタリカなど五大陸での夢枕獏さん釣り紀行。開高健さんの『オーパ!』同様、写真だけでも楽しめる。表紙はコスタリカの天魚・ターポン。獏さんの俳号ならぬ釣号は中島敦さん・弓の名人がやがて弓を忘れる域に達する『名人伝』から【忘竿翁】 『人は愚かだ。愚かでよい。釣り人が握る竿は、生きていくために、その愚かな人間がすがるための杖である。』私にとっては文庫本だろうか。2010/09/04

ユウキ

14
愚か者の杖。既にトラウトバムなる私のロッドにはぴったりの呼び方ではないかと手に取りました。釣りなんてたかが暇潰し。その暇潰しに取りつかれ彷徨い旅に出る人も居るのですよ。釣り人は、聖地を持たない巡礼者。あるいは杖の代わりに竿を握った旅人である。信仰しているのは、唯一!次の一投で魚が掛かるかもしれないという、儚いファンタスティ。 西洋では、竿の一方の端には魚が、網一方の端には愚か者がいるのが釣りであると言われます。日本でも昔の川柳に、釣れますか などと愚かが ふたりより この本の作者も読者も旅人なんです。2022/03/08

りょうけん

1
世界5大陸! マレーシア,アラスカ,パラオ,オーストラリア,コスタリカ,南アフリカ,の釣を主体としたレジャー施設に仕事と称して遊びに行く。 仕事というカムフラヂュを使うから,獏さんだけではなく趣味:カメラマンの釣師が同行する。編集が趣味の釣師もいっしょに行ってたりもりする。 みんな趣味と仕事を一緒くたにしている嫌ぁな奴ら,いやうらやまめしい人達である。 そういう生き方をしている輩にはいつか神様の厳重罰が下される時が来るのだよ。 まあ,覚悟の上でやってんだろうけどさ。 しかして,この本はむやみに大きくて重い2012/06/20

punyupunyu

1
好きな小説家のエッセイ。最近の著者の小説は読み切れていないが、一昔前までの小説は、池波正太郎や隆慶一郎の小説と同様に、読破している。格闘技を軸にしたSFアクション系の小説が多い。丹沢に居を構え多数の連載・長編小説に取り組みながらも、世界をまたにかけた釣行、登山などアウトドアへの取り組みも本格的。アウトドアは著者の趣味であるが、小説を書く上でのバイタリティの根源を成している。本書はタイトルの通り五大陸での釣魚紀行。エッセイも楽しく読めたし、実際たのしそう。写真が美しい。2011/04/07

いちはじめ

1
佐藤秀明の写真とともにつづる釣りエッセイ集。獏さんは釣れなかった時の方が面白い気がする2008/12/01

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