内容説明
『天才バカボン』『おそ松くん』などのギャグ漫画で知られる赤塚不二夫。その生誕80年を記念して、バカボンのパパの母校である「バカ田大学」の講義を、なんと東京大学で開講!
美術家、ミュージシャン、学者、作家、演出家、本物の東大教授などなど、豪華12組の講師による「赤塚不二夫スピリット」がビンビン伝わる熱い講義を一冊に。
読んでリッパなバカになるのだ! シェー!
講義内容
泉麻人「シェーとは何か?」/みうらじゅん「人生論」/久住昌之「旅はよそ見と道草でいいのだ」/会田誠「僕のバカアート」/鴻上尚史「コミュニケイションの達人になれるといいのだ」/坂田明「役立たずの在り方とミジンコについて」/茂木健一郎「創造性のバカちから~天才の方程式」/三上寛×宇川直宏「飢えた子供の前でコニャニャチハは有効か?」
養老孟司「バカと天才の壁」/喰始「バカの力!」/浅葉克己「デザインを血肉化する」/河口洋一郎×原島博「漫画とデジタルコンテンツ」/赤塚りえ子「おわりに~『リッパなバカ』になるために」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テクパパザンビア
33
面白かった。バカ田大学は思っているより偏差値が高そうで私には無理です。みうらじゅんさんは良かった。バカボンのパパはホンマに天才だったんだ。2019/07/08
八百
29
赤塚先生生誕80年記念「バカ田大学」講義録。泉麻人氏の「シェー論」を皮切りに赤塚ワールドにどっぷり浸ろうかと思ったのだがなにか雲行きが怪しい…みうらじゅん氏は孤高のマニアックネタ全開だし坂田明氏に至ってはミジンコを壮大に語り出す始末!そう、このお題は作品論ではなく赤塚イズムの根源「バカについて」だったのだ。で気を取り直して各氏の講義に耳を傾ければやはりみなさん充実のバカさ加減で読めば納得。このスピリッツを受け継いで行かねばこの国は亡びるぞ、灰色のシャム猫は言った「悪バカは良バカを駆逐する」…これでいいのだ2016/10/13
ruki5894
21
鴻上さんの話が面白かったので、鴻上さんの本を借りることにした。こういった新しい発見がある本は楽しいな。2017/03/13
スプリント
19
「真面目にふざけろよ」は赤塚先生の名言ですが、それを地で行く人たちによる講義をまとめたものです。 赤塚作品について語る者あり、赤塚作品のエートスである「バカ」を掘り下げるも者あり、自分の研究と絡ませる者ありと多士済々の講師たちが思い思いに語っています。 でもその根底には「真面目にふざけろよ」があるのです。 次は10年後ですかね。2016/11/05
クサバナリスト
18
本書の講師の話はどれも面白い。今朝の朝日新聞の書評に本書が掲載されていてビックリ。本書に登場するどの講師も異色の経歴者。こういう人たちでないと、天才を語れないのだと実感。社会の型にはまって生きていくのはそれなりに大変かもしれないが、そこからは何も生まれないということか。2016/09/25
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