内容説明
駅前の空き地が
広場と図書館に!?
人口3万人の小さな町が生まれ変わった。
補助金に、頼らない――
公民連携によるまちづくりの全貌。
高齢化・過疎化・財政難に直面する岩手県紫波町(しわちょう)は、
今や県内第2位の地価上昇率を記録し、駅前エリアには年間
90万人以上が訪れる。従来の行政主導でも、大手企業に頼る
開発でもない、行政と民間が連携して進めるまちづくりとは
どのように実現したのか。その10年間の軌跡を追う。
魅力ある町には人が集まり、
幸せがつながる――
価値のある町を、
ここに住んでよかったと
思える町を、
つくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
24
ここに沢山のヒントがある。公民連携という形。これからの時代を考えるうえで、この視点・スタンスは必須になるのではと思う。箱モノ行政ではなく、あくまで、そこに暮らし・集うという視点。ライフ・スタイルから始める視点。税金を投げ込むのではなく、あくまで、収支バランスを民間の視点で考える。5年後、10年後を見据えた視点。何より、そこで暮らす住民を巻き込む長い取り組みそ、真摯な態度。それプラス熱い思い。だからこそ、本物のプロも集い、住民も加わる。町づくりを超えたものがある。2016/11/27
おおにし
20
ちょっと前に読んだ「過疎ビジネス 」とペアで読むべき本。こちらは東京からやって来たコンサルの口車に載せられることなく、町役場と地元の人材でみごと町おこしを成功させた例。PPPという公民連携手法により交付金ではなく民間の資金を使い持続可能な都市開発を成功させている。町おこしの原動力となる人材に恵まれていた上に、失われた30年の真っ只中であったが、それでもまだ日本経済に力があった時代の話であり、これから同じようなプロジェクトを成功させるのはとても難しいと感じる。2026/05/04
ふじ
20
岩手県盛岡市のベットタウンと言えば聞こえはいいけど、実際には中学は荒れ、賢い子は高校から盛岡へ、そんな町紫波。そこにUターンした岡崎氏と、町長の藤原氏が中心になり始めた、町有地(駅前)の公民連携開発。望むライフスタイルがある街には人がやってくる、との言葉が印象的。ゆるく繋がりが持てる空間がある街、私も住みたい。読後思ったのは、約10年をかけ、紫波は100年後も生き残る街に変わり始めたということ。身近な町だからこそ、余計に心に響きました。図書館の農業支援目的だったけど、全部読んで良かった。2017/05/23
とよぽん
20
岩手県紫波町の、町民による町民のための町づくり・・・100年後にも残るエネルギー循環型の町。雪捨て場だった広大な町有地を、公民連携で町民の生活のためのエリアにつくり変えた「オガールプロジェクト」の軌跡が、丁寧にまとめられている。官の「地方創生」がどれも今一つ芳しくない現状にある一方で、紫波町の成功は他の地域にとって学ぶべき点が無限にある。ノンフィクションがこんなに読者を感動させていいのか?2017/03/25
あや
18
【図書館】2016/11/07
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