内容説明
平成19年から始まった運動器検診を通して見えてきた、子どもの体の「老化現象=ロコモティブ・シンドローム」。 幼少期からの過度の運動や生活習慣の乱れ、運動不足など、偏った体の使い方によって、体のエンジンのような機能を果たす骨や筋肉などの「運動器」の機能が未発達な子どもが増えている。 医師としての立場から提言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リキヨシオ
29
跳び箱に手をつき骨折・体操座りができない・片足立ちができない…高齢者に見られる関節の硬さや筋力の低下が育ち盛りの子どもに増えている。「子どものロコモ・運動器機能不全および不調」という異変はしつけではなく運動器の発達不足、体幹筋がしっかり育っていない事で起きる。運動不足から怪我に繋がりやすくなり、生活態度に運動能力や学習成績に礼儀作法など影響が出てくる。この異変は30~40代が子どもの時から起きている。そんな自分も最近全力で運動してないし身近でそんな場所は有料ジムなどしかない。便利になる一方で窮屈になった…2016/12/28
まつたけ
10
怖いね。子どもじゃないけど体幹鍛えなきゃなって思った。がんばろー。2016/10/15
みのにゃー
3
体を動かすことがめっきり減った→きちんと立ち、座り、歩き、挨拶することができない。サッカーや野球などで運動のしすぎ→子どもの未熟な運動器を障害し成長や発達をさまたげる。この両極端にならないよう親や指導者は考えなければ。これは退化だ。2016/11/11
桜
1
子供のロコモ(運動機能の低下、ロコモティブシンドローム)→対策 睡眠時間、栄養バランスのとれた食事、まごわやさしい 豆ごまわかめ野菜魚しいたけいも、電車やバスは立たせる2020/05/02
NBかえる同盟
1
本屋で見て。買った新書を『積読』せずにすぐに読み切ったのも久しぶりだ…という文の読みやすさ。題名ほどの刺激的な中身ではなく、まぁ「あぁ、聞いたことがある」という話が多いかな。2016/10/05