内容説明
ベストセラー『されど“服”で人生は変わる』の齋藤薫が、男について始めて語る。緻密に無慈悲に、愛を込めて。これが男の新基準。「小説現代」に連載中の、男についての辛口エッセイ。「“笑い”は言わば、どこかでやっぱり男の義務なのだ」「名もなき“フツーの髪型”を貫く男が歳をとらない」など、新たなる「齋藤薫語録」、続々、誕生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ann
61
第1章は、女からみたマテリアルとしての男について。そうそう!その通り!頷きっぱなし(笑)男の手や結婚指輪がsexyとか、筋肉自慢男はやたらとシャツを脱ぐとか(チラ筋がいいのに)、クラス会の衝撃とか(笑)でも章が進むにつれて、中年男性讃歌のようになって、引退から死に方の話まで(笑)自信消失気味の男性に読んで欲しいなーって思ったら、案の定「小説現代」の連載でした。著者の齋藤薫さん、博識で、薀蓄も取り混ぜての濃い内容。飽きさせません。2017/02/07
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
22
こちらも人生経験を豊富に積んだ女性による男性論。美容エッセイストで、女性からは絶大な支持を受けているとか。 著者の主観が入りまくりだが、むしろこのくらい振り切ってくれた方が心地良いまである。 逞しさとしなやかさを兼ね備えた筆致に加え、なによりも真の「男好き」であろうことを容易に想像させるメンタリティに、男受けするのは断然こっちのような気がします。 同著者の女性向けの本は女性から「読む美容液!」と評されているらしいが、本書は男にとってさしづめ「読む精神安定剤」。これを男が読まないのはもったいない!2023/05/24
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
13
ジェンダー論界で一定の影響力を持つ著者(女性)が語る現代日本の男性らしさ、目から鱗の連続です。2016/10/18
ケニオミ
11
日経の紹介で「女を照れさせる男はすごくモテる」と記載されていました。「照れさせる」とは一体どういうことなのか関心を持ち、読むことにしました。別に全部読みたいわけではなかったので、パラパラっとななめ読みです。本書を読んで、女は男のどこを見ているかが少し分かったような気がします。肝心の「照れさせる」ですが、読んでもよく分かりませんでした。ということで、残念ながら、モテる男への変身はお預けのようです。2016/10/02
あおいそら
10
友人からの借本。ああ成る程納得な部分もあれば、そうかなぁ?そうなのか?と自分と違う価値観の部分もあり新鮮な驚きもありつつサラリと読める一冊。自分の周りの人(男性)を連想しながら当てはまるなぁと読み進めるのが面白かった。2016/12/26