内容説明
1939年、帝国海軍の軽巡洋艦『石狩』は、日本の海洋同盟国であるトスルテイン公国を親善訪問するためにノルウェー沖を北上していた。ところがその『石狩』が、謎の巨大戦艦からの砲撃を受け、撃沈されてしまう。生き残った海軍大尉・樫村城児と帝都日報記者・高垣進策は、『石狩』を沈めた敵艦に捕虜として捕まってしまうのだが、その艦こそ世界最強の戦艦『ヨツンハイム』だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
YS-56
1
よもやこんな大海戦が北の海で荒れ狂っていたとは。「北の孤独な女王」もこんな戦いを望んでいたのでしょうかね…。2016/09/04
Caivs Marivs
0
戦間期から第2次大戦前夜の緊張高まる欧州で、フィンランドとスウェーデンを併せたような架空国家と同盟を組んだ日本が、軍縮条約下で技術を維持するために軍艦を輸出していたという設定を背景に、回航途中で行方不明になった戦艦が、独立勢力の手に渡り、北海で大暴れするもその存在がばれて・・・と言うお話。架空戦記といいつつも、山中峰太郎など、戦前の冒険小説のような文体で纏められており、架空戦記にありがちな大風呂敷もないため、気軽に読める大傑作。娯楽小説としては、これくらいの話がちょうど良い。2017/07/08
蟹
0
素朴な講談調の語り口が軽快。欲を言えば、さらにこの物語の背景に突っ込んだ話や、この世界の戦後を見たかった気もする。もちろん、あえて語らないのが華、というのは分かっているつもりなのだけれども。2018/02/16
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