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内容説明
パリ、ミラノ、東京のファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。パリコレ以後を増補。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zirou1984
23
シック、エレガンス、そしてスタイリッシュ。それは著者が一流メゾンのファッションショーに対する賛辞として挙げる言葉だけど、菊地さん自身のイメージにも正に当てはまる訳で。モード雑誌での連載に増補した形の本書は、「なぜファッションショーの音楽とモデルの歩行は同期しないのか」という問いを軸にしながらも、服に愉悦する菊地さんの饒舌な文体、そして「ファッションショーで使われる音楽」という特殊なジャンルへの思索を堪能できる内容になっている。10年前にカニエやファレルがパリコレと接続した、その後の展開がすごい気になる。2019/01/13
em
20
ショーの音楽は一定のリズムを刻むものが多いけれど、もしモデルたちがそれにぴったり合わせて歩いてしまったらそれは行進であり、まったくエレガントではない。なるほど。アレキサンダー・マックイーンと学生時代からの友人だったという音楽担当ジョン・ゴスリングのインタビュー(07年)は、今読むとちょっと切ない。ランバンの音楽担当アリエル・ウィズマンの話も印象的。モロッコのユダヤ人コミュニティで育った彼にとってモードとは十二であり無限、だから〈モードが変わる〉というのは単なる流行ではなく、永遠性と同義なのだそう。2019/05/25
織田秋葉
4
菊地成孔さんの本はタイトルが秀逸だと思う。大抵がタイトルに興味を惹かれ手にとることになるわけなのだが、この本は正直書いてあることが全く理解できなかった…。え、これ日本語の本、ですよね?ね?と言いたくなる一冊。音楽にもファッションにも疎い私にはキツかった。 前書きまでは楽しく読めたんですよ。 パリコレ等のショーに音楽はつきものなのに、モデルはどうしてその音楽を無視して歩き続けるのか。しかして、東京ガールズコレクションなどではモデルは音楽に合わせて踊るのか。2016/01/01
いなお
3
ラヴリー/カニエ・ウェスト(イェ)を見かけて興奮してるのが時代を感じた。カニエ……/ウォークマンに入っている2000年代後半の音楽を聴きながら読んだ。自分がティーンエイジャーだった頃の文化の話はいつだって読んでいて楽しい。The Rakesなんかはショーで使われて有名になったよね。そういう時代があった。2024/08/05
go
3
菊地成孔さんが好きなので読んでみたけど、ファッションはあんまり興味がないので結果ほとんど飛ばし読み。対談のところは面白かった。カニエがまだあまり相手にされてない時期なんですね。あとがきで50セントを西海岸のラッパーと書いてるのが気になった。2020/04/29
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