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内容説明
霊場はなぜ、どのように生まれたのか。われわれの祖先はそこで何を信仰し何に祈りを捧げたのか。三井寺、善峰寺、華厳寺ほか、西国三十三所観音霊場を案内。その宗教的意義や霊場としての環境をやさしく解説。
※本作品は電子書籍化にあたり、許諾等の理由から写真の一部を掲載しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
54
青岸渡寺から華厳寺…。巡礼とはただ歩くだけではなく、巡る中に物語が存在すると思う。本書は単なるガイドブックではなく、西国三十三ヶ所にある二十の寺を開山伝説からその置かれた環境、さらには歴史までをエッセイのように語った一冊。一口に三十三ヶ所とは言っても和歌山から大阪京都を巡り、滋賀岐阜に終わる長い道のりなため、知ってる寺と未知の寺院が混在し、後者はちょっとわからない部分もあり。各寺院とも庶民信仰や神仏混交、水と観音の問題にも切り込んでおり、仏教民俗学者らしい著者ならではの視点からも教えられる事が多かった。2020/11/29
slider129
21
立ち読み時に平易な文章なので気軽に購入してみたが、内容が深くて流し読むわけにもいかず、読了まで時間を要しました。かくいう私も四年ほど掛けて西国三十三箇所霊場を巡り、残りあと一桁という所。それなりに西国霊場の知識があったと思っていたが、wikiなどからは得られないことがこの本には溢れている。世界的に宗教の原点は巡礼であって、日本では聖や山伏というプロの巡礼者を真似ることによって霊場への巡礼が始まったというのは腑に落ちました。今まで観音信仰と言うのをイマイチ解ってなかったけど、この本に出会って理解できました。2016/11/16
さんとのれ
1
西国三十三所のうち、二十の寺の案内。わかりやすい解説で今すぐ巡礼に出かけたくなると同時に、巡礼の本来の意味や昔の人々の間で必要とされてきた庶民信仰についても考えさせられる。2013/09/30
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