文春e-book<br> 崑ちゃん ボクの昭和青春譜

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文春e-book
崑ちゃん ボクの昭和青春譜

  • 著者名:大村崑
  • 価格 ¥1,222(本体¥1,111)
  • 文藝春秋(2016/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163905136

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内容説明

昭和三十?四十年代、『番頭はんと丁稚どん』『とんま天狗』などで絶大な
人気を獲得。コメディアン、俳優、司会、コメンテーターとして、テレビの
黎明期から活躍する大村崑の回想記。
劇団「笑いの王国」を結成した芦屋雁之助、小雁兄弟や花登筺、
同時期に活躍して関西の笑いを全国に広げた藤田まこと、藤山寛美、
高倉健、渥美清、美空ひばり、森繁久爾、森光子など昭和のスター・・・。
抱腹絶倒、波瀾万丈のエピソードが満載!

・おもな目次
【第一章 人気者狂想曲】
北野劇場/ 花登筺の脚本と演出/ 「とんま天狗」
【第二章 家族の記憶】
神戸・新開地
【第三章 「大村崑」の誕生】
終戦/ 闇物資商売/キャバレー「新世紀」
【第四章 姓は尾呂内、名は楠公】
ミゼットの生CM/オロナミンC秘話/アドリブから生まれた名コピー
【第五章 僕と家族】
息子たちと銭湯へ/家族対抗歌合戦必勝法
【第六章 「崑ちゃん」秘話】
メロンの恨み──江利チエミと高倉健/遊び仲間・藤田まこと
東京の仲間たち──渥美清、谷幹一、関敬六
キャバレーの流儀──エノケンさん/鼻メガネの継承──三木のり平先生
耳元で聴いた「柔」──美空ひばり/異端児──トニー谷さん
すごい顔パスの音曲師──柳家三亀松師匠/桂米朝師匠の「路銀」
『君恋し』──ミヤコ蝶々/藤山寛美さんの楽屋テクニック
森光子ちゃんと森繁久彌先生/とんま天狗ファン──十八代目中村勘三郎
座長・北島三郎さん/八代亜紀さんのサプライズ
【第七章 未完の話】
未だ届かない船――森繁久彌
【第八章 元気ハツラツ!】
崑ちゃんがくれたオロナミンC/崑ちゃんの元気の秘訣

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

43
狂騒に満ちたテレビ時代の幕開けを、エキサイティングに渡り歩いてきた大村崑さんの自叙伝です。(※聞き書きを立てている)崑さんと私の年齢差は半世紀もありますが、話は通じるもので面白おかしく読みました。オロナイン軟膏のCMを降ろされた一件や、「ブラックレイン」のオーディション裏、ひばりさん母とのお守り秘話など興味深かったです。鬼籍に入られた恩師や仲間の名前を出す度、崑さんは閃光の瞬間に息を吹き込んでいました。84歳の生き生きとした日々は、これまで出会った方々との思い出あってこそなのでしょうね。2016/10/09

matfalcon

41
56年?前の幼稚園の遠足で宝塚ファミリーランドに行った際の集合写真に茶川一郎の看板が見切れている。筆者が一世を風靡した頃だと思う。何かの芸人列伝で読んだトニー谷の描写はこの本でも最低だった。その人気ゆえに息子を誘拐された谷としては他人を信用できなかった。同情に値すると思う。あと、門戸厄神でビンゴ大会の司会、お疲れ様でした。2021/12/31

ひめありす@灯れ松明の火

40
大村崑さんといえば私の中では2時間ドラマ「赤い霊柩車」で『あっこはん、あっこはーん!』と怒鳴っている一級葬祭ディレクターさんなのですが、そうでもない時代があったのですね。丁度祖母は同じ世代。出てくる人はみんな知っているし、懐かしいのだと、眼を細めていました。まだ制度化されていない戦後すぐの芸能界。朗らかな立志伝でした。成り上がるというよりはすいすいと泳ぎ切る感じ。でもひばりママは怖い。大きな文字と楽しげな語り口調なのであっという間に読めました。これからもどうぞ元気ハツラツ、大きな声で怒鳴っていてくださいね2017/01/21

sasha

5
テレビドラマ「赤い霊柩車」シリーズを見る限り、大村崑さんは60代くらいに見えるんだけど、本書が発行された2015年時点で84歳という年齢にまず驚き。考えてみたらそうなんだよね。テレビ黎明期から平成まで、活動を続けているのだから。生い立ちも含め、既に鬼籍に入った昭和のスターたちとの思い出、ご家族のこと。崑さんの思い出の聞き書き。結婚の時の約束通り、今でも奥様を名前で呼んでらっしゃるなんて素敵。崑さん、まだまだ元気ハツラツなのである。2017/01/09

Sleipnirie

3
1931年(昭和6年)生まれのコメディアン大村崑が2016年に出した自伝。 昭和30年代の大阪で舞台やテレビやってた頃、自分の生まれから"大村崑"という名前の誕生までの流れ、著名人たちとの交流。当時のドラマやCMすべて生放送、横山ノックたちと進駐軍の煙草を闇で売ってた、ずり下げ眼鏡や、ドラマ『とんま天狗』に始まる大塚製薬との関係などネタ盛りだくさん。  映画『ブラック・レイン』の日本の刑事役が大村崑の場合もあったらしく、ちょっと観てみたい気がする。2017/04/06

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