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内容説明
生物の「種」って何? それは実在するか? 生物分類学の歴史は2000年に及ぶ。その知的格闘を平易に跡づけ、「種」をめぐる最も素朴で根本的な疑問を考える。前作『系統樹思考の世界』と対をなす怪著! (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
「系統樹思考の世界」ではかなり今までとは異なる学問の世界でしたが、今回は分類学ということで生物学や博物学の基本的な学問であるということがよくわかりました。ただ説明が非常に多岐にわたり文章が多いのでかえってわかりにくい気がしました。もう少し簡素にできるはずだと感じますが力が入っていますねえ。2016/03/28
hiyu
8
皆さんは凄いですね。ふわっとした感じでの理解ができるかどうかというところ。前作を読めばまた印象は変わるのかな?読んでみてヒトには、分類「せずにはいられない」という、半ば強迫的というか、根幹というか、根源といったものがあるのだろうかと分かったような分からないような。2018/01/10
やす
6
生物種の話なんだけど混沌としてなにを言っているかよくわからない。生物種の分類とは一人ですべての種を熟知分類できるわけもなく、さまざまのジャンルの学者がごく少数点在するのみ。各部門の事情もあって種の明確な定義を与えることには至らず20もの定義が提唱されているようだ。どうしてそんな話をするのか種とは個体の集合ではなく個体を構成要素として形成される全体が種であって種そのものも実在だという流派もあるらしい。まあ、アリとかハチとか個体だけではどうにもならない種族もいるしなあ。2025/05/19
Kota Abe
6
分類学という学問についての本。 全体的には、分類と切っては切れない関係にある生物学的な分類についての考察が中心になる。ただ、専門科学としての分類と日常生活の分類、それぞれが持つ問題や、方法論はやはり共通する部分がある。 分類行為の根幹は突き詰めると、どこからが山か?のような、在る とか 無い などの哲学、形而上学に発展するし、人間の認知能力、言語にも深く関わってくる。 分類する宿命を生まれながらに背負わされたヒトという生き物 が抱える分類の問題、興味深い。 2018/03/19
kokada_jnet
5
。「生物学者の知的格闘史」と帯にあるが・・。これは過剰宣伝。「分類すること」「種の定義について」をを主なテーマにして、著者の衒学的知識をもとに、様々な話題が繰り広げられる本。元々が雑誌の連載だったこともあるだろうが。個々の話題には興味を引かれるものもあったが、それは軽い紹介にとどまり、すぐ次の話題に移ってしまっている。こういうテーマで書くのならば、新書ではなく分厚い専門書でより深い内容を書いてほしかった。前作「系統樹思考の世界」でも、この著者ならもっと面白い本がかけそうだと期待していたのに。読んでがっかり2009/10/10
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