内容説明
年生産額8兆円はアメリカに次ぐ先進国第2位!!食糧危機と農家弱者論は農水省によるでっち上げ!生産高――ネギ1位、キャベツ5位、コメ10位!7%の超優良農家が全農産物の60%を産出!!自給率が示す数字と一般的な感覚がかけ離れているのは、農水省が意図的に自給率を低く見せて、国民に食に対する危機感を抱かせようとしているからである。
目次
はじめに-日本農業弱者論はまったくの事実無根
第1章 農業大国日本の真実
第2章 国民を不幸にする自給率向上政策
第3章 すべては農水省の利益のために
第4章 こんなに強い日本農業
第5章 こうすればもっと強くなる日本農業
第6章 本当の食料安全保障とは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
85
他館図書館本。動画サイトで紹介 はぁぁ…、たしかにスーパーに行けば国産野菜のオンパレードですね。(じゃあ加工品はどうだろう?)加工品といえば国産小麦の品質が悪くてパスタすらろくに作れないと国内製粉業の人の常識があるというのは初耳。なんでもかんでも国産がいいというのは間違いなのですね。 若干農水省陰謀論のニオイがするのと「この人は実際に土を耕したことがあるのか?」という疑問が浮かぶ本書。兼業農家を貶めるのはよくないですよ。半農半Xという言葉があるわけですし。2022/10/01
MURAMASA
50
ずいぶん前に、どこかで紹介されていた文章を読んで購入していたのですが、『もやしもん』9巻の自給率談義をきっかけに積読から引っ張り出して読んでみました。農水省の省益確保と政党の票田確保、そのための「食糧自給率の向上」というスローガン。学校の現場にいると、食育や地域学習から農業についても学習しますが、本書で語られているようなぶっちゃけての論議は目にできません。それは教える側の怠慢でもあるのでしょうね。両方の側の意見を知ったうえで、自分はどう考えるのかを促すのが教育の役割でもあると思うので、 続2010/08/03
ユウユウ
46
5年前の鳩山民主党政権時代の話のようなので、今、どうなのかが気になる。TPPとの絡みとか。第5章がよかった。希望がもてる。2015/09/04
Willie the Wildcat
39
数字の取り方により、物事の見方は異なる。カロリーベースと、生産額ベース。前者は著者指摘のように、農産物1つ1つのカロリーの高低や、海外飼料かどうかなども結果に影響。後者は、”補助金の位置づけ”をどう捕らえるかが課題。印象に残るのが、『政策の質と一貫性』、そして『(我々の)食生活』。後者は特に、自給率以前の問題として、”食料の廃棄”が気になる。議論の基軸を再検証すべき、という気がしてならない・・・。2013/01/05
rubix56
30
☆☆☆☆☆ 2w 農業についてというより、農業を仕切る行政についての本。農水省(JA含む)がいかに自己保身で農業を堕落させているかがわかる。いっそ、株式会社農水省として、JAを子会社にしてみればとも思った。 私自身、農業については何も知らいないと言ってもいい。減反についても、教科書で名称を知っているだけで、実際に何をする政策なのか知らなかった。本著を読んでみると、何か社会主義的だなと感じた。 2015/03/04
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