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内容説明
強さを競い合うサラブレッドは美しい。しかし、その裏側の人間同士の争いは醜悪きわまりない。ファンにカネを使わせて懐を肥やしたいJRA、カネのためにヤクザと組む馬主、JRAをも凌駕する権力を武器に暴走する社台グループ、裏取引で上前を撥ねる調教師、JRAから法外な制作料をせしめるフジテレビ……。競馬が発足して以来絶えることのない多種多様な争いの全貌を、業界の裏側を知り尽くした著者が徹底追及!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
20
JRAの売り上げは三兆円を超える。その4%がいわゆる賞金で、一千億円以上。この途方もない金を200人余りの馬主奪い合う。それが高いのか安いのか、他国の馬主とも比較しています。なんにしてもお金、お金、お金。種牡馬のシンジケートもお金がかかる。だから思惑が外れると損害は甚大。サンデーサイレンスが種牡馬になり、毎年リーディングアイヤーであり続けたため、どんなに優秀な種牡馬も太刀打ちできず、割を食った感じ。でもそのお金って、競馬ファンが負け続けながらも投票しているからなのです。プレミアム5%って、少なすぎます! 2023/02/08
桜井青洲
3
文章が読みにくいのが印象強い。胴元が潤うのがギャンブルというもので、美味しい思いをしているのは当然でそれを覚悟の上で客は楽しむものですよね。JRAと馬主の話よりも吉田一族の話はここまでも日本の競馬史に大きな影響を与えていることを詳しく知らずにいたので楽しめました。この本から10年経過した今のやや勢いの戻る競馬界の姿も読んでみたい。2017/02/21
つけ麺部長
2
日本競馬の歴史の歴史の勉強になりました。今まで知らなかったことが多かったことがわかりました! 10年前の本なので、今はどうなっているのだろうと競馬界の推移が気になりました。2018/05/09
無謀庵@Reader
1
抗争というか、金銭の流れからくる力関係の話とか、競馬新聞の大まかな盛衰史とか。そうなのかー、という話も多いけれど、春木競馬の話くらい出てくるかと思って読んだから、もっとヤバい話を期待してたかな。2013/11/03
最終バック九番手
1
書き下ろし…プラスα新書&文庫は編集のチェックが甘いみたいで読点の打ち方は変だし1行抜けているようなところはあるし第五章の後半と最終章はただのグチだし…表、グラフ:なし…参考文献:なし…索引:なし…第1刷:2008年11月20日…本体800円2009/02/13