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内容説明
“稀代のカリスマ”池田大作――。その権勢は日本国内にとどまらず、創価学会インターナショナル(SGI)を率いて世界中に信奉者の裾野を広げる。海苔製造業者の五男として生まれた池田大作が、日本屈指の権力者に上り詰めるまでの波瀾に満ちた人生を克明に説き明かす。<本書は一九八一年六月に刊行された『堕ちた庶民の神――池田大作ドキュメント』に一部加筆・修正の上、文庫化したものです>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
3
へーやっぱ稼げて権力欲がある人は強いなあって感じ。創価学会は池田氏が作ったわけじゃなかったのね。知らなかった。無知なので。知れてよかった。それにしても本文でボコボコにされててフフッてなる。それだけの事はしたのだろうが…。2020/07/09
JunTHR
2
「宗教だけが池田のぱっとしない特性を働かせる分野だった」「会員はなんら自己変革を要求されることなく、それまでのためらいながらの欲望、利己心を、野放図に解放することができた」「彼には己の性器を幹部の『人間革命』に用いたことが疑われる」「腹黒さの否定に江戸っ子を常用していた」など、引用したくなるパンチラインが満載。 膨大な資料をもとに、その人間性と権力獲得への道のりがとんでもない鋭さで分析されていた。 井田真木子「池田大作 欲望と被虐の中で」も読み直そう。2019/03/15
ゆうだい
2
筆者の博覧強記に驚いた。膨大な資料を下読みしていることがよくわかる。この本は1972年の単行本が元版になので、年代的にそこまでしか描かれていない。日蓮正宗からの破門や、公明党の政権与党入り、矢野絢也との裁判などのエポックが含まれていないのが残念。池田大作がなぜ胡錦濤に是非会いたいと言わしめ、自身を「庶民の王者」と紹介するほどの空前絶後の権力をもつに至ったかがよくわかった。ちなみに、この本の単行本を出した時、筆者は若干29歳。すごいですね。2011/10/30
しじみチャンス
1
創価学会・公明党を一大勢力に押し上げた男、池田大作。その俗物ぶりを緻密な事実取材と堂々たる筆致で徹底的にぶっ叩いたのが本書だ。手下に命じてライバル僧侶を半殺しにリンチしながら、池田はその様をポケットに手を突っ込んで見下ろしていたという。その直接的な暴力性には慄然とした…が、大量殺人テロを起こしたオウム真理教や政権与党を実質支配する統一教会と「直接的な暴力性」においては何らかわりはない。池田亡きあとの学会はじり貧一方だろうが、それにかわるもっと凶悪な何かを食い止めるために、いま本書に学ぶべきではないか。2024/07/14
二人娘の父
1
ずいぶん古い本が底本。しかしたいへん興味深い中身でした。次は今の姿が知りたい。2019/03/29
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