内容説明
乱世のまっただ中で、領主として、ひとつの希望を支えに生きていく一人の主人公。彼女はどんな時代に生きたのか。支えた人物、敵対者など、周辺の歴史を抑えつつ、謎の女性の姿に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
37
2017年の大河ドラマの主人公の女城主である井伊直虎ですが、大河ドラマは結局見てなかったのですが、話題にもなっていたので、実際どんな生涯を歩んだのか気になったので読んで見る事にしました。はっきり言って、これは歴史小説なのかなと思って、アマゾンで買ったのですが、小説ではなく歴史読み物でした。あと、直虎については、どうも資料が少ないらしく、どちらかといえば、戦国時代の井伊家の歩みを説明している内容の一冊でした。読んでいて、井伊直虎がどんな人物だったのかはピンときませんでしたが、知らなかった事を知れました。2019/03/31
再び読書
31
ドラマの総集編も終わり、また直虎の生涯に感慨を覚えた。確かに資料が少ないというのが、この本を読んでわかる。本によって色々な解釈があるのも納得した。その中で、大河と一番違うところが、小野但馬守の扱われ方と思われる。しかし、高橋一成の演技により、今回の大河では主役級の活躍となった小野但馬守は影の功労者の扱われ方だ。直政の名も政次の政を取っているとされていたが、史実では名前が違うようだ。歴史ドラマは半分フィクションで見るべきだと思うが、若干の引っ掛かりを覚える。また近藤康用の扱われ方も違うのが印象的だった。2018/01/13
Tadashi_N
27
波乱万丈の生涯、ドラマを先取りし過ぎた。2017/03/13
ドットジェピー
4
来年の大河ドラマの予習と知識習得の為に。彼女が居たからこそ井伊直弼まで繋がったんですね2016/10/08
sipsee14
0
没落の危機にあった井伊家で、直政が成長するまでの重要なつなぎ役を務めたとはいえ、本人に関する記述が非常に少なく記録が乏しいことが伝わってくる。2021/02/23