幻冬舎単行本<br> 治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

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幻冬舎単行本
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

  • 著者名:高山知朗【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 幻冬舎(2016/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344029941

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内容説明

40歳、脳腫瘍。42歳、白血病。5年生存率10%――
徹底的に調べつくして2度のがんを生き延びた、IT社長のすごい方法

30歳でIT企業を興して経営者となった著者は、猛烈に働いていた40歳の時に脳腫瘍、さらに42歳の時に白血病と、2回の異なるがんを経験した。5年生存率はそれぞれ25%と40%、かけ合わせると10%だった。
「幼い娘が成人するまでは絶対に死にたくない」、その一心で少しでも治療成績のよい病院を探し、辞書を引きつつ海外の論文を読み、医師ととことん話し合った。そうして心から納得して選んだ手術、放射線治療、抗がん剤治療の西洋医学のみで寛解し、45歳の今日まで生き延びている。
本書では著者が2度の闘病経験から学んだ、病を生き抜くヒントを丁寧に解説してゆく。地元の病院にすべきか、東京の病院にすべきか? 民間療法を試してみるべきか? がん患者にはなんと声をかけたらよい? など、病に立ち向かい、克服するための賢い患者の知恵が満載。

「患者さんが医療チームの一員となった試金石の記録。高山さんの“生き抜こうとする力”には、医師としてそして“同僚”として脱帽です」(東京女子医科大学先端工学外科/脳神経外科 村垣善浩教授)

「自分の病とその治療方針を徹底的に調べ上げ、納得して治癒を勝ちとる。見事です」(虎の門病院血液内科 谷口修一部長)

〈内容より〉
○選ぶべきは命の長さか、QOLか
○病院選びは患者数の多さが参考になる
○早期発見は必ずしも重要ではない
○名医に診てもらうのに「コネ」は必要ない!
○主治医に「心付け」は渡すべきか?
○手術の方針を決めるときに大切な4つのこと
○抗がん剤治療中はがんが消えるイメージを持つ
○がん治療費の実際
○「極論」に惑わされない
○身内の余命告知に2回直面して思ったこと
○間違った思い込みががんを引き寄せた
○がんにありがとう  など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

95
「著者の高山さんは医師なのか?」と思うぐらい医学の専門用語がびっしり。でも分かるなぁその気持ち。自分自身も10数年にわたって大病を患い、精神的・肉体的な苦痛に長年耐えてきたので(がんではありませんが)。やはり具体的な目標をもって、具体的な対処方法を自ら考え、医療関係者や家族と話し合うことの重要性を再認識した。2016/10/13

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

38
ガン家系で育った著者。父や妹がガンを患い闘病の末亡くなっている事から、ガンと分かった時の絶望感はどれほどのものだったろうと胸が痛くなります。でもこの著者は、やるべき手を尽くす事で完全寛解へ至ります。そのプロセスは、重い病気を患った時に非常に参考になると思いました。2016/12/13

のぼる

17
題名に著者の確固たる意志を感じる。著者の書いているように、幾つかの幸運が重なったということもあるのかもしれないが、目標を立て、情報を収集し、強い意志をもっての闘病の記録は、現在の患者さんにだけでなく、参考になることが多くあると思う。2016/12/12

かめぴ

10
わかりやすい。といったら失礼かもしれませんが、もし自分ががんになったら・・の指針になりうる良書。2度のがんを生き延びたってやっぱり凄いな。2016/10/16

Humbaba

6
自分にとって重要な事は何なのか。それが明確であれば、対応方針を決めることが出来る。残念ながらすべてのものを同時に手に入れることができない事もたくさんある。そのような場合には最も大切なものを選び取る。ぶれない目的があれば、たとえうまくいかない部分があっても自分が納得できる決断を下せる。2016/11/09

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