内容説明
たのしい仕事もあればつらい遊びもある。仕事/遊び、労働/余暇という従来の二分法が意味を消失した現代社会にあって、わたしたちが生きることを支えているものはなにか、それは「働く」ことと「遊ぶ」こととどのようなかかわりがあるのか――。人間性の深みまで掘り下げて労働観・余暇観の歴史にせまり、人間活動の未来像をさぐる、清新な労働論。(講談社学術文庫)
目次
はじめに
第一章 前のめりの生活
第二章 インダストリアスな人間
第三章 深い遊び
第四章 〈労働〉vs〈余暇〉のかなたへ
補 章 いまひとたび、働くことの意味について
注