内容説明
世の中、心理学にまつわる噂や話には枚挙にいとまがない。「他人を自由自在に操る、禁断の心理術」「この心理テクニックで、あなたもモテモテ!」「ストレスが消え、心がスーッと楽になる心理学」しかし、そのもっともらしい言説に、はたして根拠はあるのだろうか? 実は、あなたが信じているその心理学は、何の役にも立たない「エセ心理学」なのではないだろうか? 本書では、こうした世にはびこる俗説が「実は役に立たない心理学」、つまり「使ってはいけないエセ心理学」にあたるのかどうかを、心理学における驚きの論文や、最新の論文を紹介しながら、科学的エビデンスを基にその真偽を明らかにしていく。こんなにもうさんくさいのに、なぜか人々を魅了し続ける心理学。その氾濫する情報に惑わされているあなたも、心理学の正しい「使い方」を学んで自らの成長に役立てることができる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
7
人間は午後に比べて午前の方が、より倫理的・道徳的に振る舞う。右脳を鍛えればひらめくというのはウソ、左右が協応して働くことで機能している。右脳を鍛えるという曖昧模糊菜活動にお金を払うのではなく、読書や旅に出るなどし、秘録見聞を広げるべき。記憶術、外部装置に頼ってしまうと記憶の定着は下がる、自分自身で努力せざるを得ない環境を整えるべき。それを覚えることが自分自身にとっていかに切実で大切なことと捉えられるかが重要になってくる。2017/10/20
ライト
0
人は午後に比べて午前中の方がより倫理的、道徳的に振る舞う。午後は2割増でウソをつく。一貫して小さなお願いを事前にしておく→承諾率UP。ひらめきはインプット→忘れる→ひらめき誘発。テストは長期的な記憶の保存に極めて効果的。それを覚えることが自分自身にとっていかに切実で大切なことと捉えることによって記憶率UP。 記憶の再生時の状況と同じ状況下で覚える。言語的な記憶には音楽経験を積む。ハングリーになると自分自身の欲の充足を重視し、他者のそれを無視する。 相手を満腹にしてから要求を切り出す→ランチョンテクニック。2016/12/27
レッドスター
0
以下メモ。気分の高揚やドキドキなどを、本来の原因以外のものに間違って帰属させてしまう、これが「原因の誤帰属」。/午前中の方が人間はモラル意識が高く、倫理的である。/手を抜ける環境が記憶の定着率をぐっと下げる。記憶を定着させたいなら、自ら努力せざるを得ない環境を整えるべき。/ハングリーとは「自身の欲の充足を重視し、他者のそれを無視する」といった心理状態。つまり「ハングリーであれ」とは、社会の中で上にいくためには、他人の世話をしている場合ではなく、自分自身の欲に対してもっと向き合うべきであるというメッセージ。2024/05/22
maayu
0
身近であったり、有名どころの心理学の事例を取り上げていて、すらっと読めた2018/02/20
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