総理の影~菅義偉の正体~

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

総理の影~菅義偉の正体~

  • 著者名:森功【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2016/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093798914

ファイル: /

内容説明

沈黙の権力者がすべてに答えた。

安倍政権の官房長官として歴代最長の在位日数となった菅義偉。総理を上回るほどの権力を持つと言われたその男の実像は、これまでほとんど知られることがなかった。満州帰りの父親に育てられた秋田の少年時代から、雑用係から成り上がっていく横浜の秘書時代を経て、官房長官まで上り詰めていく永田町の議員時代まで、その半生を徹底取材。そうして現在、安倍晋三、橋下徹、創価学会、NHK、沖縄米軍基地……彼を取り巻く様々な権力基盤を明らかにする。関係者への総力取材と本人へのロングインタビューをもとにした決定評伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TakaUP48

42
話題の人菅義偉とは、どういう人?と手にした本。父は、満州の戦火を潜り抜け、秋田でいちご農家として成功。名前から「ニューワサ」いちごをトレンドに。地元秋田で小中高を過ごし、東京へ就職。予想する集団就職というよりは、父への反発か。法大卒業後、就職するも政治を意識はじめ、小比木衆議院議員の秘書になる。ここで鍛えられ、人との接し方・使い方を学んだようだ。梶山静六を師と仰ぎ、ぶれない政治家だと言われる。影から表に出たときに、どんな仕事をするのだろう!父親同様にアイデアで道拓くというい面を見せてくれるのだろうか?2020/09/08

coolflat

21
一連の自民党総裁選でのネットのおおよその感想は“菅は意外に頭が悪い”である。菅は口癖で「その指摘は当たらない」と言う。この口癖は頭の悪い菅の特徴をよく表している。政治家としての思想・信条・信念がないから、具体的な反論、具体的な政策・ビジョンが語れないのである。なぜそういった“薄っぺらい”人物が総理大臣になろうとしているのか。菅の強さの源泉は“人脈”にある。小此木彦三郎議員秘書時代に培った人脈だ。広く深い政官業の人脈が本人の存在を大きく見せ、自民党の実力者やエリート官僚、財界の重鎮たちも従えてきたのである。2020/09/13

ポンポコ

10
秋田県の篤農家の息子にして、選挙区は神奈川という経歴に興味を持って、この本をみつける。著者が菅氏に持っている「泥くさい」という印象は、あまり共感できないが(どっちかと言えば怜悧な感じ)、横浜と神奈川の政界が思った以上に泥くさいことはわかったが彼が何を目指してるのかはよくわからない。公明党や維新とのパイプ、NHK、沖縄、カジノとの因縁。泥くさいバックボーンと支持母体を持ちながら、徹底した合理主義が同居していることが菅氏の不思議なところ。政治家としては嫌いじゃないけど、いまの立場は危険な感じがする。2017/06/02

makimakimasa

8
初入閣時に珍しく大学の先輩で注目した記憶あるが、当時は今の様な存在感ある政治家になると思わなかった。学生時代の話少ないが、政界入りのきっかけはその法政の就職課を通じてだったらしい。政治を志した理由も、そもそも秋田から上京した理由も、特段強い意志を感じないのが現在の人物像と異なるが、劇的な挿話の無い地味な点がらしいとも言える(ただ両親や姉が満州で直面した地元開拓団の集団自決は衝撃の歴史)。横浜港湾関係、NHK会長人事、沖縄基地問題に詳しい。究極の合理主義者は今でも上野駅を眺めて感傷に浸る事はあるのだろうか。2017/01/31

sekkey

7
マメで仕事が早い。 地元を大切にし実績をコツコツと積み上げて信頼を得、人脈を築き上げた。地味ながら堅実で”地獄の菅軍団”と言われる厳しく強固な組織を作り上げいつの間にか政界(主に小此木家)・財界(横浜の港の”キングメーカー”港湾荷役業者など)どちらからも頼られる存在に。 創価学会とは「昨日の敵は今日の友」。政界内での立ち回りも上手く強運を引き寄せる。 ただ新自由主義、合理主義的な政策が多く沖縄の基地問題やNHKの会長・経営委員の人事介入など、弱者には冷たくやや危うい権力の行使は大いに注意・監視が必要2020/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11112690
  • ご注意事項

最近チェックした商品