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内容説明
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舞台は、東京都荒川区を流れる隅田川近くの小学校。そこで行われているのは「妖怪教室」です。妖怪のかたちや種類を教わるだけじゃありません。「そもそも、妖怪って、どうやって生まれたの?」「どこにでもいるの?」……。妖怪は君たちの地元にもきっといます。さっそく、妖怪の見つけ方を、妖怪の本をいくつも書いているプロフェッショナル・天野行雄先生に教えてもらいましょう!付録は、天野先生が描いた、隅田川の妖怪絵巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
46
東京は荒川区の小学校で行われている「妖怪教室」を紹介。お遊びではなく、地域に根づいた昔の話にふれること、自分の土地を知ることが目標。妖怪という存在を伝承という点からとらえて、その意味を考えている。この方が奇現象へのアプローチとして適切だという気がする。後半は「大江戸 妖怪・伝承かるた」としてさまざまな地元発の妖怪を紹介。それにしても今の小学生は「妖怪ウォッチ」のおかげで、すごく詳しいのにびっくり。2019/07/11
りー
28
僕は妖怪に関して極めて右翼的な考え方なので、隅田川妖怪絵巻に関して、子供達が新しい妖怪を創り出す企画だと思い込んで敬遠していたのだけれど本書を読んで反省。きちんとした文化教育だった。妖怪収集ワークショップは僕がいつかやってみたかったイベントに極めて近い。そういう意味でも非常に参考になった。とりあえず荒川区民にはこれを読ませて戦慄せしめたい。2016/10/02
紅独歩
3
巷に溢れる妖怪図鑑とは大きく異にする一冊。(半分は「大江戸伝承かるた」なので妖怪の姿も愉しめるが)子供たちの好きな「妖怪」を通じて、自分たちの生きる土地の歴史を学び、それと連動したワークショップをどのように組み立てていくかという指南書である。その取り組みは、どこの土地に住む人にとっても、おおいに刺激・参考になるだろう。2016/08/22
レベッカ・D
2
うちの地域にはどんな妖怪が住んでいるのでしょうか。思わず探してみたくなる、知りたくなる、そんな気持ちにさせてくれる本。子供たちがアニメやまんが、ゲームでよく名前を知っている妖怪たちがたくさん出てきて、しかもそれらはとても身近な存在なんだんだと気付きました。自分でオリジナルな妖怪をつくってみるという企画、大人でもやってみたいですね。2016/08/29
Hydrangea
1
大昔の近所にいたであろう妖怪に思いを馳せました。2021/08/02