内容説明
己を信じて、孤高をつらぬく川柳の求道者である著者は、まるで空に向かって高く咲く凌霄花(のうぜんかずら)のように、強くたおやかである。
愛と女、喜怒哀楽、勇気と安心感、ときに諦念や妬心、殺意までのありとあらゆる心の動きや現象を、その研ぎ澄ました感性でするすると十七音に編み上げていく。
時実新子氏に師事し、大阪市生涯学習インストラクターとして活躍中。
《一茎に一花 やっぱり君が好き》
《愛された記憶を探す冬の指》
《返り血は覚悟ゆっくり紅を引く》
《少しずつ忘れきれいになってゆく》
《手を洗う神に許しを乞うように》
《清め塩誰も汚れてなどいない》
《子に頼る父の目尻が濡れている》
《あの世へと続く花火のあとの闇》
《盛大な拍手で送りひとり消す》
《ライオンでありたし今日も明後日も》
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