角川書店単行本<br> 桃月庵白酒と落語十三夜

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角川書店単行本
桃月庵白酒と落語十三夜

  • ISBN:9784041043172

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内容説明

男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きて行く資格はない。加えて粋で乙でなければならない。その上モテれば言うことない。それには――やっぱり落語でしょう!桃月庵白酒が語る「落語の骨頂」!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

10
白酒師のナチュラルに斜に構えた人生観/落語観が詰め込まれた、たまらない一冊。いいこと一つも云わないで伝統・人情・江戸にまつわる落語幻想をバッサバッサと切り捨てると、身も蓋もないながら確かに落語の核が見えてくる。この爽快感! 師の顔と声で再生されるインタビューだけにどんな毒舌でも素直に聞けるが、未聴の方であっても無問題だろう。随所に散見する師の顔写真が、毒舌ぶりを見事に中和してくれるから。2016/09/08

hitsuji023

8
落語の演目や登場人物についての話。この本の中にもあるが、芸談というものがあまり好きではないとのことで、高座でも聞けないだろうからそういった意味で貴重なのかと思う。与太郎の性格とか、この噺のどこを省略したとか具体的な話が面白い。ある程度落語の演目を知っている人なら、おすすめしたい一冊。2022/07/24

unichin

8
飲みの席で芸談はしたくない、友達少ない、相談事は嫌いなど、落語同様ヒールを装いながらも、落語の解説になると優しさがポロポロ出てくる。そんな素敵な師匠の素敵な対談集。「人間はバカである。ただ女性は幾分マシなだけ」など、名言も多数収録。2017/08/03

kaz

6
半分程度は、白酒の芸談のようなものといったところか。「意外と」と言っては失礼だが、噺の構成や進め方から声の出し方等のディテールまで、真面目に取り組んでいるということが伝わってくる。白酒の噺が受けるのは、毒のあるクスグリのせいだけではないということが、よくわかる。インタビューが脱線した芸談以外の部分も面白い。取り上げられているネタは「芝浜」「野ざらし」「明烏」「花見の仇討」「御慶」「二番煎じ」「錦の袈裟」「酢豆腐」「臆病源兵衛」「粗忽長屋」「目黒のさんま」「らくだ」「火焔太鼓」 2017/04/30

厩火事

5
何度か寄席で高座を拝見した事があるけれども、どれも絶妙な間で、サラッと、したもので好意が持てる落語家さんだと思っていました。この本を読んで、噺への姿勢なんかを知って納得できました。これからも期待して注目していきたいと思います。2018/11/28

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