FinTechの衝撃―金融機関は何をすべきか

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FinTechの衝撃―金融機関は何をすべきか

  • 著者名:城田真琴【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東洋経済新報社(2016/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492762271

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内容説明

金融史上最大の創造的破壊が始まった。

ベストセラー『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』の著者による最新刊

ゴールドマン、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴなど欧米の先進事例に学ぶ
「育成」「提携」「出資」「買収」戦略

脅威か? チャンスか? 金融機関に忍び寄る“破壊者”の正体を徹底解説!
「クラウド」「ビッグデータ」「IoT」の次に来るITビジネスの注目トピックス書。

金融機関のライバルは、もはや他の金融機関ではなく、他業界からの参入者である。
特に、最先端のテクノロジーに加え、使いやすいユーザーインターフェースで
利用者を虜にする術に長けたテクノロジー企業だ。

FinTechによって、融資・決済・海外送金などさまざまな分野で数々の革新的なサービスが生まれている。
本書では、FinTechの定義、背景などの基本から、具体的なサービスの紹介、FinTechのコア技術である「ブロックチェーン」の解説、金融機関が考えなければならない対応策、各国政府の動きなど、さまざまな観点からFinTechの世界を詳細に分析。入門書にとどまらない、踏み込んだ深い分析、洞察を示している。
大手銀行のほか、地銀や証券、保険、クレジットカード業界など金融業界の関係者、また金融業への参入を狙う通信業界やIT業界関係者も必読の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

35
2007年に勃発した金融危機の影響によって、金融の世界に長年身を置き、業界を熟知した多くの銀行マンが大手金融機関から流出し、シリコンバレーを中心に、現在のフィンテック企業と呼ばれるスタートアップに流れ込んだ。 その結果、シリコンバレーを中心に、金融の業務知識とテクニカルなスキル、両方を兼ね備えた力のあるスタートアップ企業が次々と誕生した。金融業界は規制が厳しく、金融業界特有のリスクに対する正確な理解も求められる。金融業界出身者が多いのは当然かもしれないが、大手金融機関の出身者の多さには驚かされる。2020/04/05

harhy

18
金融の世界がFinTechで変わっていく様が分かりやすい。日本は遅れているが、じわじわと浸透している。変わるときは、一気に進むだろうね。2017/04/10

九曜紋

10
FinTechに限らず、テクノロジーの進化が破壊的威力を持つことは読む前から想像できたが、一番印象的だったのがロボ・アドバイザーの話。投資を考える顧客はインターネットやスマホアプリから年齢や年収、投資経験など必要項目を入力するだけで、アルゴリズムがその人に最適なポートフォリオを作成してしまい、人間のファイナンシャルアドバイザーを必要としないー。全編を読むと、金融機関がこれまでしてきたことー多額の資金を投じて支店網を維持し、人材を囲い込むーがすべて不要になるとしたら。凄まじい未来図、いや既に現在進行形の話。2017/03/26

nekozuki

10
Fintechの各種サービスの説明・展望と金融業界の反応。じわじわと日本の金融機関も対応し始めている(欧米ほどのスピード感はない印象)。新旧で「競合」するのではなく「協働」していくというのはよい方向性ではないかと思う。2016/12/01

りょうみや

9
金融分野のIT化の話。興味深い話題はいくつかあったが、ビットコインを実現するためのブロックチェーン、金融APIによる金融サービスのモジュール化、技術者を大量に雇い着々と準備を勧めているゴールソマンサックスなど大手機関などの解説が参考になった。例によってアメリカが先行で日本はまだこれからといった感じだが、金融サービスの利用は懐に直結する話なので、このあたりの知識は持っておきたい。2016/10/25

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