竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 仏法僧

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 仏法僧

  • ISBN:9784801903524

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内容説明

恐怖箱、夏の名物=トリニティシリーズ。3人の怪談ハンターが独自のルートで集めてきた恐怖体験を披露し、怖さを競い合う怪談バトル、最凶の実話アンソロジーである。今回は人間の心の暗部から実に厭な話を引きずり出してくる妙手・つくね乱蔵、女流ならではの繊細かつねっとりした怪を紡ぎだす橘百花、そして深く沈んでいくような重苦しい怪を圧巻の筆致で描く雨宮淳司の3名がエントリーした。
はたしてあなたの心を抉るのはどの怪か。そして、3つの恐怖が1冊の中で混ざり合う時、さらなる地獄が顕現し、あなたを黄泉に招く……!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

53
実話怪談集。三者三様の特徴が出ていて、恐怖箱シリーズにしては成功の部類だと思う。読み始めた当初はこれまた奇妙な話系かな。と思っていたのだが、あにはからんや不穏な話が次から次へと続々と。一番洒落になってないのは「内緒の話」。自分の置かれているシチュエーションもあったのだろうが、実話怪談読みながら鳥肌立ったの久々の経験である。こういうダイレクトに想像力に訴えてくるのマジで嫌。他にも「家族写真」や「霊ガ云フ」のわけのわからない怖さ、絶望感満載の「灯台もと暗し」等、嫌な話満載。嫌だけど実話怪談としては実にいい。2015/08/11

みくろ

37
動物虐待描写が極端に苦手な私は第1話から大ダメージを喰らわされたが、全体として良質で面白かったです。冒頭で仏法僧が鳥の名前だと知り、その鳥が収集癖があるという事で怪談集の名前にしたというのも良いですね(私はそれを知らず仏関連のお話ばかりと思ってましたが…笑)。個人的には「家族写真」「喰らいあう」「我が子を探して」が怖かったです。意図したわけではないのですが、あとで確認するとそれぞれ3人の著者の中から1作ずつ選んだ形になっていたので著者による格差もなく、均等に良作揃いという事ですね。存分に楽しめました。2016/05/12

澤水月

22
燃える猫、乾かない犬と火、水に苛まれる犬猫の話…全体に介護の怪談多い気がした、時代かな2015/07/04

ラルル

19
仏法僧というタイトルだったので仏様やお寺に関する怪談かと思いましたが違いました。3名による共作。個人的にはつくね乱蔵さんの怪談が好きですね~2015/08/19

さりぃ

14
#仏法僧 #つくね乱蔵/橘桃花/雨宮淳司 KindleUnlimitedで読了。 三人三様の怖さがあって面白かった。 『余りにも乾かない犬』『喰らいあう』『かまぼこ』 辺りが好み。2020/10/31

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