内容説明
自分の年齢は、自分が決める。他人様から老いを見つけられてはならない。年齢を言い訳にせず、努力を始めよう。年をとったら、相手を包み込む度量、心の大きさ美しさを意識したい。自分の生き方に責任をもって、潔く老いるのだ。他人に期待せず、自分に期待して生きたい――。日常のおしゃれ、言葉遣い、しぐさから、この世を去る時の思いまで、自分を戒め器量よしになる43の提案。珠玉のエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七海華
2
ここ最近、エッセイや自己啓発本ばかり読んでいる私。色々読んできましたが何でしょう…この不快感。人を許しなさいと仰っているわりには、自分の過ちで失礼を働いてしまった相手が自分を許さない事に対し「私なら許すのに」と許せないご様子。人を許すのではなかったのですか?という感じで、ちらほらと矛盾を感じる一冊でした。まあご高齢の方ですし、これまで築き上げてきた自信がおありなのでしょうから、上から目線なのは仕方がないのかもしれませんけど。個人的には、吉沢久子さんのような穏やかな可愛い、おばあちゃまになりたいです!2016/08/25
April
1
自分を戒めて年とともに器量よしにと作者は説いている。器量とは外見ではなく、その人の持つ器、心の大きさ、美しさで、年と共に器を少しずつ大きくしていき、その中につめこむものを豊かにしたいとは、同感である。年を取ると話が長い、物忘れ、愚痴など、老化現象が進んで醜い部分をさらしてしまうことになるが、それを意識して自分中心にならぬよう、きれいに年を取りたいものである。もちろんおしゃれも大事。他人への不満ばかりではどうしようもないし、一人に戻っていく過程を楽しまなくてはならない。珠玉の言葉ばかりで、気持ちよく読めた。2016/07/25
Noriko S
0
年をとったら聞き役にまわる。完璧をめざさない。マイペースなくらし、などなど、ある程度の年齢を重ねた人なら納得できること多し。口や手、気になった。2023/02/20