内容説明
他人の目を気にせず、自由気ままに――「猫」のように生きてみたい。そう思ってはいても、上手くいかない現実に、日々鬱々としていませんか? 私たちと同じように、自分の筋を通すことに腐心し、しなやかに生きることを目指したのが、明治の文豪・夏目漱石でした。本書は、著書や書簡、日記などに遺された漱石のことばを、“自分らしく生きる幸福”という視点で読み解き、著者独自の解説を加えた、今までにない名言集。明治という日本はじまって以来の激動の時代に、東大教授の肩書を捨て、作家という道を選んだ漱石に、誰にも媚びない「猫」のような人生観を学びましょう! 漱石文学初心者もファンも楽しめる、歿後100年に読みたい一冊。【内容例】●淋しさをさらけだす。――『こころ』●まっすぐな喧嘩をしてみる。――『坊っちゃん』●そのままの自分で生きる。――『それから』●変えられないなら自分が変わる。――『吾輩は猫である』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともとも
27
夏目漱石の日記や作品から、夏目漱石の生き方 さらには人生訓が記載してあって、 深すぎるという感じをしながらも、ものすごく、人生においてONとOFFを使い分けているというか、剛と柔のバランスのとり方がうまいという気がしてしまいました。 自分を見失わず、時に厳しくもしなやかに・・・ なるほどと思わされるほど、今後の自分の人生に勉強になったと思います。2016/09/25
ひみ
10
さら~っと読みました。見開きで、右側にキャッチーな言葉があり、左側に筆者の解説と漱石の作品等からの抜き出しが書かれています。私は、漱石の言葉を先に読んで解説を読むのがしっくりきました。こんなことも言ってるのか~とびっくりで、漱石作品に挑戦したくなりました。2018/12/01
いろは
8
私は夏目漱石の作品で、「こころ」しかまだ読んだことがなくて、その作品からは、Kの自殺やら、奥さんと心が通じ合えていないやら、何かと「不幸」なものを書く夏目漱石という印象が定着してしまったのです。 今回のこの作品は、「幸福論」でまさに逆転思想。夏目漱石から、幸福を見いだすとは、面白いな。そんな好奇心で読んでみたわけです。 そして、実際読んでみると、 まあー!為になるお話がずらりずらり笑 人間関係、仕事、恋愛・結婚、金、自己、人生、幸福 そんなテーマで、夏目漱石の作品の文章から汲み取りながら、話題にし2016/10/07
やたそ
1
ご縁あっていただいた本。正直「名言集で人生論か…この手の本あんまり読まないんだよな」と思ってた。だけど、人間関係、仕事、恋愛・結婚、金、自己、人生、幸福 と章が続き、後半になるにつれて立ち止まったり読み返す頁が多くなった。この夏に漱石を初めて手にとって読んだのは何かのお導きだったのかも。本作は、もう一度大事に読み返そう。そして漱石の作品も◇漱石の人生の半分以上もの年月を生きてきたのに、人生を見つめた時間は彼の1/10にも満たないかもしれない◇「ヒーローを馬鹿にしない」「嘘は遅効性の毒 真面目は遅効性の薬」2017/12/07
荏苒 byn
0
題名の 一方の猫は 本文に あまり関係ないようだが、 漱石式の気ままのアイコンらしい。 漱石の フィクションとノンフィクションから 名言 的な短文を抽出して、 著者が幸福論的エッセイを つけた本。エッセイは基本 漱石に 準拠している。 人生や 幸福や お金など7つの章に なっている。名言だけ拾うならパラパラと左端にあるから簡単。昔読んだ本でもこんなことが書いてあったかと 忘れている。先般、4駒漫画になった漱石も見たが、人気作家。今余は不倫的話は余り評価してない。browsed2023/06/23




