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内容説明
80年代、トレンディドラマの女優として一世を風靡し、現在もテレビ、舞台と様々に活躍する著者が、2003年から取り組んでいる『古事記』をもとにした1人舞台「よみ語り」。脚本担当の阿村礼子さんと独自の解釈を加えて現代語訳した舞台は、魂のこもった演技とともに各地で好評を得、これまでに全国60箇所以上の神社で公演されています。本書は、数ある脚本のなかから、特にこだわりのある5つのエピソードをピックアップしました。それらを演じるなかで生まれてきた神々への想いや、そこから読み取れる日本人の心の原点を、女優ならではの視点から探っていき、感じたこと、考えたことをありのままに述べた初の著作です。「『古事記』ってこんな話だったんだ」と、きっと新鮮な発見があるはずです。脚本(抜粋)とともに、著者がプライベートで撮りためた花の写真もカラーで多数掲載。女優・浅野温子の新たな一面が垣間見える1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
karatte
20
町田康ですら古事記を口語訳するこの時代、『101回目のプロポーズ』や今となっては口の中で舌を動かすギバちゃんしか思い出せない『沙粧妙子最後の事件』等々で一斉を風靡したトレンディ女優・浅野温子が古事記にチャレンジするのもさもありなんと軽く読み始めたが、古事記を選んだ理由からして真摯なもので、古の物語を題材とした一人語りの舞台を全国の神社の境内等で2003年から行っているとあっては、活動の本気度も桁違いだった。現代的視点からの極めて常識的かつ穏当な解釈は、國學院大學の客員教授であるのも頷けるというもの。2023/08/11
さばずし2487398
7
以前から浅野さんの古事記読み語りの映像を見ていてその圧倒的演技力に感動していた。本書では浅野さんが思う神々それぞれの心情を、私達の人生にも照らし合わて綴られている。まるで浅野さんと女子会をしているかのような身近さと気さくさだけど、その分析は女優ならではの深さも見える。 古事記の神々も失敗し、試練に立ち向かい、自立し、次へと受け継ぐ。その人間くささは何千年を超えた人間にも灯火になると語る浅野さんの文体にこの活動を心から楽しんでいる喜びと力強さを感じる。ご本人が携帯で撮ったという花の写真も素敵。2019/07/02
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
http://www.asanoatsuko-on-koala.com2019/09/08
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