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内容説明
野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃!
2016年3月、巨人軍の高木京介投手が野球賭博に関与していたとして、渡辺恒雄最高顧問を含む巨人軍トップ3人が電撃辞任した。2015年秋、野球賭博に手を染めていた3人の現役巨人軍投手が解雇され、再発防止策が講じられて沈静化した矢先の出来事だった。
振り返ればここ数年、巨人軍は数々のスキャンダルに見舞われてきた。
2012年には原辰徳監督(当時)が女性スキャンダルをネタに反社会的勢力から1億円を恐喝されていた事件が発覚。
その後、阿部慎之助捕手、内海哲也投手にも女性スキャンダルが浮上。その背後には暴力団関係者の影が見え隠れしている。
そして2016年2月には清原和博元選手が覚せい剤使用で逮捕。しかも、清原に薬物を渡していた巨人軍の元同僚投手は、「巨人時代から薬物を使用していた」という爆弾証言をおこなった。
「常に紳士たれ」をモットーにしてきた名門球団に、いったい何が起きているのか?
スキャンダルの背景を探ると、野球選手の名声やカネを目当てにして巧みに近づいてくる反社会的勢力の存在がある。
そして、「コンプライアンス」を旗印に読売新聞グループをまとめあげてきた強力な司令塔「コンプラ軍団」の誤算も見えてくる。
江川事件、KK(桑田清原)ドラフト事件、桑田の登板漏洩事件などの歴史を辿りつつ、最新のスクープも満載。
巨人ファンもアンチ巨人も必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
235
昔から巨人ファンだけど中々裏では色々な勢力が暗躍していることを知った。噂はあるけど第五の男が気になる。原監督と反社会勢力側の人とのやり取りが怖いけど何故か原監督らしさも感じた。やはり人気球団に関わるとそれに付随していろんな誘惑もあるし、庶民には想像を絶する事があるんだな 。2019/10/28
hatayan
43
週刊文春の記者が巨人軍のスキャンダルをまとめた一冊。野球賭博、原監督1億円恐喝事件、阿部慎之助の愛人騒動など。反社会的勢力との接触をなかったことにするフロント「コンプラ軍団」の強かな手口、スター選手につきまとう誘惑を綿密に取材。 衝撃だったのは、清原和博選手が巨人の在籍時代に覚醒剤に手を染めていたことが濃厚だったこと。憧れて巨人に移籍するも、成績が振るわないため切り捨てられ、互いにわだかまりを残して巨人を去った清原。現役生活で50億円の報酬を手にした「番長」であっても巨人軍の伝統の前では無力だったのです。2019/08/01
リキヨシオ
28
著者は野球賭博問題で話題になった週刊文春の記者!野球賭博問題、清原薬物問題、前監督1億恐喝事件など日本球界の中心「読売巨人軍」のスキャンダルの真相ならぬ深層を取り上げた1冊。印象的なのはプロ野球選手と反社会勢力との距離の近さと関係の根深さ。プロ野球選手である彼らもプロになる前は上下関係による縦社会で過ごしユニフォームを脱ぐとヤンチャで血気盛ん体育会系の高校生に過ぎない。プロの職業の中でも際立って高い年俸、憧れるスポーツ1位など、自分たちは「プロ野球選手」というだけで神格化し過ぎたのではないかと思う。2016/10/19
fwhd8325
24
今は、読売巨人軍という株式会社だが、前身は読売興業である。反社会的勢力といわれるそのものの組織だったんだと思う。ただ、プロ野球という「夢」を与える世界において、巨人軍は絶対的な存在だった。ただ、そこに、時代とともに大きなズレが生じていたこと、球界の盟主として、本来やらなければいけないことのズレが生まれていたことに気がつかなかった。ここ後半の低調振りを見ていると、シーズンオフにさらなる事件が発覚するのではと懸念もする。2016/09/07
金吾
18
巨人に関するゴシップ記事をまとめたものです。深層まではいかないですが、表面化した当時大騒ぎになっていた話なので思い出しました。賭博の話が一番ショックだったです。2023/12/05
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