内容説明
限りある資源のため――環境への配慮のため――後世に美しい地球を手渡すため――ガソリンで走り、二酸化炭素を排出する自動車ではなく、水素から発電して走る燃料電池自動車の本格的な市販に向けて、情熱を注いだ人たちがいます。日本の技術の素晴らしさと、登場人物達の熱いハートにワクワクしながら、働くとはどういうことかを考えさせられる、ドキュメント小説です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ガソリンを使わず、二酸化炭素を排出しない、そんな夢の水素を使った自動車。もう夢ではなく、未来型の自動車の開発から販売までの人々の努力が分かります。2022/01/03
サラサラココ
5
燃料電池自動車の作り方や実験などの現場が描かれる。2021/12/06
beckio0402
3
図書館でふと手に取った本。良く見たら小学中級向け。トヨタと社員の情熱が伝わってくる内容。チームをまとめていくところなんかはちょっと小学生には難しいかな。2016/08/20
トロピカル
1
難しい専門用語があるのかとずっと放置してたのですが、そんな事はなく車の知識がなくても分かりやすかったです。新しい物を開発するにはそれぞれの分野の専門家の協力と、その人たちをまとめる力が必要なんだと勉強になりました。気が遠くなるような実験、トラブル、また実験、と思ったらまたトラブル。最後は皆さんの苦労が実って良かったですね。でもこの水素自動車、多分買う機会は……無い。 2016/12/31
まなみん
1
クルマに全く興味がないのですが楽しく読めました。次々と課題が出てきてはひとつひとつ解決していく姿、どうすればいいクルマになるのか、熱くぶつかり合う姿がよかった。2016/09/24