人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書

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人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書

  • ISBN:9784799104989

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内容説明

思ったほど「買ってもらえない」「使ってもらえない」と悩んだことはありませんか?
良いモノなのに買ってもらえないというのは、良いモノがあふれてしまっているからだったのです。
商品で差別化できないのであれば、「行動」を誘発することで、唯一無二のマーケティング戦略が生まれるのです。
“行動デザイン”は製品、価格、流通、販促すべてで「行動」を生み出す仕掛けをつくることができます。
マーケティングの最新手法とも言える“行動デザイン”がなぜ人を動かせるのか、どうやって人を動かすのか、つくり方の6ステップを含め、具体的に解説します。

目次

第1章 なぜ、そのマーケティングはときどきうまく行かないのか?
第2章 マーケティングは、生活者の「行動」をとり合う競争だ
第3章 人を動かす「行動デザイン」という発想
第4章 リスク感とコスト意識が、行動の鍵をにぎっている
第5章 行動を喚起する「行動チャンス」を日常から見つけよう
第6章 行動デザインのつくり方・6ステップ
第7章 行動を誘発する仕掛け
第8章 なぜコンビニエンスストアの100円コーヒーは大ヒットしたのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

32
「そもそも人は動かない」。今の行動を変えたくないのである。これは認知心理学でも裏付けられている人間の性質である。なぜなら今の行動を変えると、今の行動をつづけるより、大きなエネルギーコストを必要とするからである。コストには「お金」だけでなく、「手間」や「時間」も含まれる。「思ったほど人は動かない」と認識し、意識レベルの変化よりも行動レベルの変化をダイレクトに作り出すのが「行動デザイン」の基本的考え方だ。行動デザインの基本思想は「実際に行動しやすい、したくなる環境」を客観的に整備して行動を誘発することである。2019/04/23

Miyoshi Hirotaka

27
マーケティングは、ナチスの宣伝大臣ゲッペルスとの関わり抜きには語れない。今もなおこの理論の信奉者は多い。例えると自分たちの価値を絶対的なものとして、それを受け入れる集団を探すこと。時流に乗り、一気に広がると世界が熱病に冒されたようになるが、リスクも比例する。一世紀近い試行錯誤を経て辿り着こうとしているのが、人々の行動に直接影響を与えようとするマーケティング。それは、「何をしたいか?」という点に着目する。仮に、私が3mmのドリルを買うとしよう。私はドリルが好きな訳ではない。リビングに瀟洒な絵を掛けたいのだ。2018/03/30

GASHOW

10
右肩上がりの時代ではないので、市場のシェアの維持だけでは売上減少を招く。日本のデフレの原因のうちの一つは、過剰な競争だと思う。もう一つは、グローバル化による費用の平準化で安い地域の人が肩代わりになる。あと一つは、テクノロジーによる効率化。そうなると簡単には売れないので、消費者の行動に目をつける。プライバシー情報を活用しないと売れないことを解説している。2017/10/30

Tenouji

9
行動量の考え方や、ペルソナだけでは不十分だというような新しいマーケティングの考え方も興味深かったが、一番知りたかったのは、8章の習慣化モデルの話し。これは、セルフイノベーションにも通じる話し。要は「支柱」を自ら外していけるか、ということになる。不快、遠、非効にこそ、行動レベルの発見があるということかw。2017/10/17

うちこ

6
この本は、なかなかきっぱりしている。消費者の口だけの関心表明など放っておけ、くらいの明快さ。実際に行動する人をひたすら追いかける。2018/07/10

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