内容説明
本書では、「時制」にまつわる様々な表現について解説しています。
時制は、英語の理解を深めたり、表現力をつけたりするためには必須のものです。
単に「する」「した」というのではなく、
「できる」「している」「したことがある」「しなければならない」 「するかもしれない」「ずっとしている」etc……。
中学英語で習う「基礎」ではありますが、こういった表現が使えなかったら、
言語は「カタコト」の味気ないものとなってしまいます。
現在進行形、命令形、助動詞、to不定詞、現在完了形……こういった名前を聞くだけで、
難しそうだと思ってしまうかもしれません。
しかし、繰り返しますがそれは「勘違い」なのです。
難しく感じるとしたら、実は「難しく考えてしまっている」だけなのです。
英語はそもそも、誰でも理解できるシンプルなものです。
あなたに理解できないはずがありません。
ぜひ、時制という英語の大事な基礎を、
「感じる」ことによりしっかりと理解することで、
自信を持って使いこなせる英語力を身につけていただければと思います。
■目次
・様々な時制表現を捉えなおす
・時制表現の総仕上げ
・複雑に思える文法も感覚的に理解しよう
■著者 西澤ロイ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
8
前作の『頑張らない英文法』に引き続き、英語を感覚で理解させてくれた。今回は特に助動詞や完了形の説明が分かり易かった。「なんでhave+過去分詞なの?」というような、昔抱いた疑問がスッキリと解決した。私は小学生くらいから英語に興味を持ち始めたけど、中学での文法の授業が理解出来なくて一回挫折したなぁ。これに出会ってたらもっと楽しかったんだろうな。今でも出会えて良かった。今後、洋書とか読む時も今までよりもっと楽しめるに違いない。2015/07/01
なまえ
4
今まで学校で習っていたことはなんだったんだろうと思うような内容ばかりで勉強になりました。2020/02/23
takahide shioda
2
プライム会員Kindle月1無料で読んだ1冊。 アメコミ読んでいるけど、文法に於いて何故こうなのか?何故WouldとかCouldとか過去形なのか?とか、何故って…なんで??とぶっちゃけそう言うモノだからそうなんじゃないの?と言う程度しか分かっていなかった事柄を、実に分かり易くかみ砕いて説明してくれる。 期待していた以上に『成程成程♪』と読んでしまった。 まぁ言えるのは(少なくとも私が学生だった頃の)日本の英語学習、暗記/日本語に1度訳して理解するとかの勉強法は苦手意識を助長すると改めて思ったなぁ。2015/10/26
乱読家 護る会支持!
2
私、勉強しても、勉強しても全く英語の点数が上がらず、もちろん英会話など全く上達せず(フェースランゲージは得意になりましたが)、なんでだろうと思っていました。この本を読んでスッキリ。人が気持ちを込めて使う生きた言語を、化学式のごとく学ぼうとした事に敗因が有るようです。何十年前にこの本に出会っていたら、きっと東大に行けたはず。知らんけど。( ̄▽ ̄)2015/06/07
ゆき
1
◎英語と日本語の感覚には差異があるということを知らなかったから学校で教わる英語に納得できなかったことが納得できた。 注意:第一版に誤植あり。P114・・・「長くいた」ではなく「(長く)いた」になる。 P149(d´)と(e´)の英文が逆。thinkとthoughtが逆になっているから読んでいて悩みました。気をつけてください。 2015/09/05