内容説明
三輪ケイト。誰もが振りむくほどの奇蹟的な美しさをもちながら、人見知りでまともに人の顔も見られない女の子。そんな彼女は「暗号」を目の前にした時にだけ、その瞳に類まれな知性の輝きを宿らせる――暗号中毒者だった。名映画監督が残した書籍暗号、ストーカーの残した謎めいたメモ、記憶喪失の少女が描く謎の図案、そしてケイトの人生に影を落とす暗号……。「暗号には、それを作った人の強い思いが込められている」ケイトの前に現れる様々な暗号と、その裏に隠された人生の物語とは――これは、暗号に託された人の思いを解読する物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
52
普段は極度の人見知り、ところが暗号を前にすると、とたんに瞳が輝きだす、そんな美少女がヒロイン。このケイトのキャラがかわいくて、気に入りました。シリーズ化希望です。2016/09/09
瀧ながれ
27
暗号を解くことが好きで得意なヒロインが、強度の人見知りなので、彼女を守りたい幼馴染みの主人公男子が、対外関係を一手に引き受けている、ときには、彼が解いたかのように解説している、という設定がおもしろかったです。暗号を解くにも、まずはいろんな知識が必要なんだなあと、考えてみればあたりまえなことを思いました。例えば点字だって、知らない人にとっては暗号だろうし。暗号を解くために暗号ばっかり見ててもダメなんだな。細々としたところで疑問はのこりますが、いろんな暗号が楽しかったです。2016/09/12
沙耶
19
初読み作家さんでした!美少女で人見知りの彼女は暗号を見ると人が変わったようになるとこが好きです!人見知りで小さな声で話してることも好きで、可愛い!暗号は難しいけど説明が分かりやすくて読みやすかったです。3章目が素敵な話で好きです!2017/12/05
た〜
11
ラオウは知らないけれどドラえもんは知っている男と裏返したい女の話。微妙。メインヒロインの魅力と存在感が薄いような。他にも設定に無理や強引さも散見。好評なレビューが多いようだけれど私には合わなかった2020/08/20
しぇん
10
暗号を解いていく短編連作。探偵役のヒロインと相棒役の語り部コンビは多いですけど、ヒロインがここまで人見知りなのは珍しいかも。あとこの先生の作品では珍しく平和な作品だったかなと。作者固有の毒素が無くなってるのが一般受けに繋がればよいですが、どうでますかね?2016/07/24
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