ちくま新書<br> 「超」入門! 論理トレーニング

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ちくま新書
「超」入門! 論理トレーニング

  • 著者名:横山雅彦【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2016/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480069054

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内容説明

「伝えたいことを相手にうまく伝えられない……」とお嘆きの諸君! グローバル社会において日本人が備えなければならない課題は、英語そのものではなく、英語の「心の習慣」である「ロジック」を学びなおすことだ。本書では、日常のちょっとした会話やメールなどで、論理思考を「コミュニケーション」として使いこなすためのコツを伝授。最強かつ最重要な「知の技法」を体得しよう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かやは

13
​近代的な概念とはもともと西洋文化のものであり、論理的であるということ、英語の文法にそって論を展開することである。日本は明治時代に自国語を近代化しようとした世界にも珍しい国である。なので日本語の根本自体は近代化していない。だから論理的に正しくなくても通じてしまうことがある。国語の文章問題が苦手な人が多いのも、日本語が論理的な言葉ではないからかもしれない。この本は、そんな論理的ではない日本語をいかに論理的に使いこなすかを説いている。筆者は英語に堪能であるが、日本語の良さも理解しているので安心して読めた。2017/04/17

乱読家 護る会支持!

7
英語はロジカルな言語。現代国語は、明治維新以降に英語的に大改造された「ロジカルな日本語」。しかし、日本語の「心の習慣」は保持し全面的にロジカル化を許さなかった。日本語は、主客一体、常識の貯水池が深い、高コンテクスト、ハラ芸の道具。。。。というような、日本語の前論理性を入り口にして、三角ロジックで「書く・話す」「反論する」方法を説く。アメリカ流のロジカルシンキングの本よりは、この本の方が日本人にはわかりやすいかも。。。オススメします。2017/02/14

にこにこ

7
わかりやすい。日本人と英語ネイティブの感覚の違いがよくわかる。「私のペン知らない?」と聞かれると、確かに探してしまうなあ。「知らない?」と聞かれたからって「知りません」ならまだしも、「知ってますよ」と答えたら空気読めないカンジになるかも。「キティちゃんのですよね」なんて言おうものなら「そうじゃなくて!」となるな。逆にしてほしいことがあったら「○○してください」と言わないとダメなんだ。主張に論証責任が発生するというのもちょっと気を付けておきたいと思った。2016/11/24

バニラ

5
「察する」が良しとされる文化の日本語。日本人は主張をしない。自分の意見を言葉で言わない。日本では主張は察するのが常識。それが出来ない人はKY。でもそんな日本語をそのまま英語にしたら、英語ネイティブからすれば「何が言いたいの?」になってしまう。日本以外では主張するのが常識。主張は察しろという国は日本のみである。そんな日本語を論理的に使うには、三角ロジックを意識しなければならない。その練習帳。2019/05/23

ねこ

4
英語が論理的であると言われるのには、ちゃんと理由があった。それは文法的な理由以前に、ネイティヴの持つ意識に着目すると見える。ネイティヴは常に自分と他者を明確に区別しているため、前提として、わたしとあなたは分かり合うことが出来ないという意識を当たり前に持っている。そんなネイティヴにとってのコミュニケーションは、分かり合うことができない他者に自分の考えを伝え、理解し合うために行われるという目的がそもそも出発点にある。したがってネイティヴの話す英語は、相手に伝えるために常にロジックが成り立つようになっている。2017/06/08

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