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内容説明
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私たちは毎日、身の周りで起こった出来事を記憶していきます。
しかし、どんなに大切で重要な記憶でも、いつの間にか忘れていたり、間違った情報で覚えていたりするのです。
これはいったいなぜなのでしょうか? 記憶のしくみや疑問を心理学の見地から解き明かしていきます。
そして、勉強や仕事で必須の記憶力を強化するノウハウを提供します。
(本書はサイエンス・アイ新書『ビックリするほどよくわかる記憶のふしぎ』を加筆、再構成したものです)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パン粉
2
忘れることができない症例について記載があった。 なんでもかんでも忘れられないから、似たような場面などに遭遇した時に過去の色んな記憶が蘇ってしまう。しかも記憶は感情と結びついているのでその時の感情までも思い出してしまう。 家の前で転んで骨折しようもんなら毎日外に出るたびに思い出しちゃうのかな。2016/12/13
Aby
2
いわゆる「記憶術」のような本ではなく,今の所わかっている「記憶のメカニズム」についての本.「記憶力を強化する」という反面,ニセ記憶を植え付けることができるという実験も行われていたりするので,どうとでも使えるから気を付けたい.というのも,同じ著者の「裁判員のための記憶と証言の心理」も読んでいるので,「ホント,人の記憶はあてにならないや」.2016/10/06
SABA
1
忘れることで記憶が整理されるという考え方が無かったので面白かった。全てを覚えていることは、全てを忘れていることと同義。記憶することの条件は忘却すること。記憶しやすくなる方法として、寝る前に覚えること、深く考えながら覚えること(精緻化、単語を覚えるさいに関連する単語を記載→できれば5個以上)が実践できそうだと思った。2024/02/04
たかボー
1
「不機嫌な人の記憶はなぜ暗いのか?」「強い感情が記憶を妨害することもある」「ソース・モニタリングで記憶の混乱を防ぐ」など、記憶に関する説明が多々。面白い。ひとつのテーマあたり2,3ページしか紙幅を割けていないので、「深堀は 自分ですべし 入門書」という感じ。なんか良い川柳できた。イメージの中で馴染み深い場所を歩き、各所に記憶したい内容を配置するというの良いね。プレゼンする時に4つの大きなテーマがあったとしたら、両手両脚をそれぞれのテーマとし、指をまた5つの細かなテーマとして紐付けたら記憶にも残りやすそう。2018/07/30
入江・ろばーと
1
こういう仕組みを知ってるだけでも全然違うんだろうな。実際、知らないことだらけだったし。