内容説明
「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
零崎人識、17歳、もっとも自由だった全盛期の春。“殺し名”七名の対極に位置する“呪い名”六名――時宮病院、罪口商会、拭森動物園、死吹製作所、奇野師団、咎凪党――の寄せ集め、裏切同盟と兄・零崎双識との戦闘に、彼は否応なく巻き込まれ――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
297
えらく中途半端に"小さな戦争"が終わってしまった。呪い名とのバトルも、設定としては心踊るが、出てきてはあっさり倒されがひたすら反復され、バトルとは言えないようなものもチラホラ。興味をひいて引っ張って結局曖昧に畳むパターンが多いなとツッコミたくなる。非常に短い物語なので、勢いだけであっという間に読ませる熱量はたしかにあるが、あえてこのくだりを一冊の本にしなくても、他にもっと描いて欲しい部分がたくさんあるんだよなぁ、というのが本音。これなら双識とフラグメントのコンビの同時期を見てみたかった。2017/08/22
ソラ
43
ノベルス版ですでに読んでいるので実質再読。「あいつとはずっと遊んでいたかった」という人識に「お前もいつか大人にならなきゃな」と言葉をかける双識のシーンが印象的。2014/10/25
よっしー
24
これは…双識の物語といって良いのだろうか?と思うぐらい、人識と呪い名の面々のお話でした。呪い名は戦いたくないという文言はよく聞きましたが…確かにえげつないやり口ですね。殺しにおいてはトップクラスであろう面々の評価にも納得でした。だからこそ、双識に間違えられて、予期せぬ闘いに巻き込まれた人識が生きのびたのはすごいと思いました。そして、お互いに付かず離れず…な関係こそが2人なのかもと再認識です。2025/01/08
友和
24
人識VS裏切同盟!裏切同盟のキャラが山田風太郎の忍法シリーズみたいなハチャメチャなキャラで面白かった。栞の双識がかっこいいです。2015/01/12
ソラ
18
ノベルス版で読了してるので、こちらは再読。もう表紙が素敵すぎて以下略。マインドレンデルに何故か間違われた人識くんが頑張る話。何だかんだ言って、家族を大切にしてるじゃん。しかしノベルス版でも思ったけど、裏切同盟のかませ犬っぷりが半端ないな。今回の再読で、「――今でも好きだ」が一番身にしみた。未読の方は、「匂宮出夢との関係」の後に読んで欲しいですね。2014/10/30
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