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内容説明
2016年5月に最新作『海よりもまだ深く』(出演・阿部寛、真木よう子)が公開になる是枝裕和監督と、海外で高い評価を得た作品を創り続けている広告ディレクター・樋口景一氏が、独自の仕事論を語りつくす一冊。仕事人として歩くさまざまな道のりにおいて、僕らは何を考え、何を見つめていくのか――。カリスマクリエイターたちの仕事観や人生哲学は、すべてのビジネスマンにとっての最高の教科書になるはず。
春には仕事人としての始まりを、夏にはその成功と失敗を、秋にはその閉塞と突破を、冬にはこれからどんな未来を選ぶかを、二人の仕事人が1年を通じて語っていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sumiyuki
6
良書。どんな仕事でもクリエイティブかどうかは、その人次第。若かりし是枝さんは「殺すリスト」を作成していた。@自分の判断でいい悪いが言えるのが大事なんだよね。@お金が儲かるのは結果なのに、最初にそれを掲げるからすべてがおかしくなる。その因果関係の整理を一気にどこかでやってしまわないと未来はない@私たちがふたんいかに世界を見ていないかを気づかせてくれるのがカメラであり、ドキュメンタリーであって、それはすでにあるものを再び撮るのではなくて、カメラによって初めて発見される2020/01/18
しい☆
4
【メモ 】一足飛びに答えを求めてしまうのは、つまらない。 そして、世の中には、クリエイティブな仕事とそうでない仕事があるわけではなく、その仕事にクリエイティブに向き合えるかどうか。2016/07/30
まさやん80
2
若い社会人に向けて、是枝さんと樋口さんが春夏秋冬の季節ごとに公園で語り合う。表題は、是枝さんが若い頃上司に言われた言葉「クリエイティブな仕事とクリエイティブでない仕事があるのではなく、その仕事をクリエイティブにこなす人とクリエイティブにこなさない人がいるだけだ」に由来する。要は、その人間の取り組み次第だということ。若い人に対する批判も多く飛び出すが、やはり聞くべき言葉が多い。クリエイティブな仕事に限らず、社会人全般にとっても目が開かれるだろう本です。2018/10/17
Anne0817
2
仕事スタイル 「だまってりと相手がしゃべる」でも大丈夫 インプット 本の背表紙だけでも時間の無駄と思わず手当たり漁る 才能開花=インプットの量➕思考量➕経験値 経験値をあげる2016/08/19
てらこ
1
是枝監督の作品が好きなので。映画業界とTV業界の話など面白く読んだ。あと「そして父になる」の話が「血か時間か」というテーマだったという言葉になるほどと。情報化社会になってからの無駄なものを省く傾向に無駄の中にある必要なものまで省かれる懸念にすごく共感。2024/07/04