内容説明
I微生物が運んできたノーベル賞ノーベル・レクチャー講演要旨II 家族、ふるさと、そして思い出植林―父の思い出、占い師の一言、「ごくも」を背負って、夕暮れ―母の思い出、敦子姉さん、「怒るな働け」、犬の子育て、「気まぐれクロ」との散歩、「流れる鼻水を片腕で拭く時間があれば......」、わが山梨はスイスに劣らず、私の芝白金三光町III 旅の日記からモネへの理解、2人のノーベル賞学者との交流、彫刻美術館に行こう―パリの3人の彫刻家、湯治場の2人、晩秋のミドルタウンへの旅、ドイツにコッホの軌跡を辿ってIV 次世代を担う若者に伝えたい子供を不幸にしてしまう方法は......、人間の旬、科学技術の国際競争の時代に思う、国際人になるために、限界のあることを知るV 思うがままにスポーツからの学び、ゴルフから得た「最高の宝」、ネギ嫌い、落穂拾い、2つの弁当箱、汚いバス、「この人、遅いんだから」、見えない助け合い、イモリ退治、画家のデッサン、先人の美へのこだわり、心と体に栄養を、人の「心」を救う病院、紅梅に雪―東日本大震災に思う付録講演・北里柴三郎に学ぶ21世紀国際的リーダーの育成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
11
096-21.ノーベル賞をとった大村智さんのエッセイです。ご両親やご家族のお話から、研究を通して広がった世界の人脈にについて語られています。印象的だったは働くことの大切さです。今の中高生は特に働かずに勉強だけを詰め込んで大学へ行って社会に出ますけど、きちんと働いて世の中の役に立つという感覚は、10代で養っておかないと行けないのかなと思いました。科学全盛の世の中ですが万能ではないわけですから、その限界を知るらないと間違った方向に行ってしまいますからね。頭でっかちにならずに謙虚にならないといけないなと。2021/09/12
しゃんしゃん
6
大隅さんがノーベル生理学・医学賞を受賞の報を聞きながら昨年度受賞者の自伝を読了。父、母そして妻の物心両面にわたる支えがあったればこその受賞。人との出会いこそ宝だと思う。子供を不幸にする一番確実な方法はいつでも何でも手に入りられるようにすること(ルソー)だと言う。独創性と実行力を失いさえしなければ「旬の季節」は生涯に何度でも巡ってくる。2016/10/04
M
5
エッセイの良さというものを最近ようやく実感でき、今までは何となくタイトルや著者に惹かれて読んでいたのだが、私の読むものとしては書き手の日常の仕事であったり、生活から生き方や考え方を更新したり、または停滞した場面について、歯切れが良くも悪くも程よい長さで纏められている点にあるのだと思う。当たり前と言われれば、そうなのだが、この肩の力を抜きながら程よい長さで、明瞭ではない場合もあるが、明確な視点があるものを読めるというのが今の自分には至福に感じるようになったのは自分も成熟し、意見がより明確になったからだろうか2020/01/17
まさちゃん
5
ノーベル賞受賞後のエッセイ集の編集編。大村さんのお父さんがしっかりした信念の持ち主で、幼年、少年時代に山梨で過ごした日々が今の土台になっているのだと思いました。そして、研究者の妻になりたいと一緒になった文子さんのそばでの献身的な毎日が大村智さんなのですね。それにしても美術品にも幅広くいろんな方面でも活躍をされているのには驚きです。2016/10/24
くらーく
3
親の背を見て子供は育つのだねえ。いつまでも学ぶこと、着手したら習熟するまで徹底することかなあ。研究、特にノーベル賞につながるエバーメクチンを発見する過程の記載が無くて残念かな。たぶん、先生にとっては当たり前すぎて書くことが無かったのかも。 来年の今頃は大隅先生の本を読んでいる。。。かな。2016/10/22




