家庭サスペンス<br> 1年後の3.11 被災地のオフレコ話

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家庭サスペンス
1年後の3.11 被災地のオフレコ話

  • 著者名:ゆうみ・えこ【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 笠倉出版社(2016/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784773018264

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内容説明

2011年3月11日14時46分。東日本大震災。
宮城県在住マンガ家が明かす報道されなかった真実の数々。
死体の指を切り指輪を盗む泥棒、津波から逃げる為に人を轢きながら走る車、
Vサインで記念撮影をする若者、津波から帰ってきた猫など、
実際に見て、聞いて、感じた被災者だからこそ知り得る、決してテレビでは報道されず、
闇に隠れていた本当にあったオフレコ話。
『人はその時、鬼畜にもなる』決して他人事ではない現実。
震災を通して命の重さと絆、人の表と裏を赤裸々に描くショートエッセイ。

※本作品は『1年後の3.11―被災地13のオフレコ話』を電子配信用に再編集したものです。
「第6話 サバイバー」は関係者への配慮から本作品には収録されておりません。ご了承ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

D21 レム

8
オフレコの話。ああ、こうなんだと、初めて知った事がたくさんある。そこまで!というショッキングな話が多かったが、かわいらしい絵と、まっすぐな作者の視点があるから読めた。被災した人の気持ちは自分が被災しないと絶対にわからないことも痛感。炊き出しの映像などたくさんテレビで見たが、そこからは読みとれない被災した人の、つらい重たい思い。忘れてはならない。読む価値がある本。2013/02/19

タカラ~ム

5
東日本大震災が発生したとき、世界中が驚嘆したのが日本人の落ち着いて整然とした行動だった。炊き出しの列にキチンと並び、被災者同士が助けあう姿は日本人の美談として世界に発信され、賞賛された。しかし、実際には略奪や火事場泥棒は被災地で起きていた。本書にはそういう生々しい実態が描かれている。死体の指を切断して指輪を奪う行為には戦慄する。そんな中、自衛隊の皆さんの対応はやはりスゴイ。2014/09/24

Artemis

5
報道されないけど、知っておくべきことってある。綺麗事ばかりじゃないし、人間追い詰められ、余裕がなくなると利己的になり、ルールはないがしろにされやすいもの。そういう事実もあるし、倫理的に理解し難い行動を取る人もいる。でも助け合って、生かされているんだって、先日被災地に行って、被災された方のお話を聞いて痛感した。もっと関心を持たないといけないと改めて思った!2013/03/04

じょり

5
リアルな現状を赤裸々に描写されていて人間って・・・って思った。でもそれも一部。報道で流れていることも一部。すべてを知るにはやはり現地の方から聴くもしくは現地に行くことが一番なんだろう。センセイ批判も多いが、そこは被災地在住の作者だからこそ言えることだろう。自衛隊の震災出動も「義務を超えた奉仕」ということを初めて知った。その中でたくさん頑張ってくれたんだなぁと思うと尊敬する。2012/04/23

緑虫@漫画

5
現地民ならではの生々しいエピソードの数々。被災後の略奪や死体の指輪泥棒にまで話が展開するのは震災系エッセイ漫画の中でも過激な部類に入ると思う(無論、話半分で読む必要は大有り)。恐怖・不安ベースで人は動くのなあと思った。2012/03/18

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