内容説明
モラル・ハラスメント(モラハラ)は、態度や言葉によるいやがらせのくり返しが、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。身体的暴力と違い、目に見える傷がないこともあって、「私さえ我慢すれば」と思っている被害者も多いのです。本書では、さまざまなケースを見てきた臨床心理士と弁護士が、心理と法律の両面からモラハラ被害者をサポート。モラハラ被害者にとって命綱となるような1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
17
★★★★★サバイバー、臨床心理士、弁護士が語る、モラハラ夫の支配から逃れる方法。被害者は深く傷付き、モラハラ夫から逃れる気力すらなくなっていることも多い。被害者が元気や自分の人生を取り戻すためのバイブル。とても心強い。2019/03/25
たまきら
15
社会福祉会館にて。夫となっていますが、妻も気を付けなければ…と思いつつ読みました。とはいえモラハラは圧倒的に男性が起こすようです。オスという性自体が生物史的にみても順位付けを運命づけられてきているから仕方ないのかもしれませんが、その支配力を群れのメスと子供たちに向けて恐怖政治化させてしまっては21世紀現在の人社会ではメリットは少ないです。だんなさんと二人でお互い気を付けたいね、といいつつ読めるから私は幸せなほうなんですけどね。2015/12/12
ふうてんてん
13
モラハラ関連二冊目。これは夫婦間のモラハラ、特に夫から妻へのモラハラに特化した本。心理面と法律面の双方からのアプローチ。前半の心理面では、モラハラ夫の事例がわかりやすく、小さなモラハラは家庭内にゴロゴロしてるなあと感じた。後半はモラハラ夫から逃れるための法的手段について、結婚するなら一度は勉強しておいた方がいい内容だった。自分が1人でも生きていけるように、経済的、精神的自立は大切だなあと感じました。2017/06/04
Sana
10
わかる人にしかわからない世界の話です。でも、ホントにホントに苦しいのです。わかってくれる人がいるだけで、感謝です。好きで結婚したんです。でも、毎日が辛くて辛くて生きてるのが嫌になるなら、それは間違ってる。なら、どうしたらいいのか、これまたイバラの道だけど、わかってくれる人がいたら、がんばれるから、がんばります。2013/12/23
邑尾端子
7
弁護士と臨床心理士とモラハラサバイバーの3人の著者が、夫のモラハラから逃れる方法を、法的・心理学的・経験則的な側面の三方から記す一冊。よくまとまっているが、逃げる(離婚・別居)に特化した内容で、夫のモラハラを治す・改善・抑制するアプローチ(DV加害者更生プログラム等)への言及は殆どないのが少しだけ残念だった。ただ、逆にいえばそれだけ治すのが無理に等しい、ということなのかもしれない2020/01/24
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